沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

ステイホームで家キャン

2020年05月09日 | キャンプ、車中泊

 新型コロナウイルスによる外出自粛ムードで迎えた2020年の大型連休も終わりました。みなさんは楽しめましたか? 生活が不安でそれどころではない、という方も多かったでしょうね。子供の虐待など悲しいニュースもさらに増えてきた感があります。

 8郎家では、外出自粛を逆手に初めての家キャンプ(家キャン)」に挑戦してみました。仕事から帰ってくると、妻と10郎がコールマン製のサンシェードを建ててくれていました。もちろんテント気分です。

  サンシェードは家族3人でもぎりぎり眠れる広さですが、あえて8郎は車中泊用のコールマン製のマットを敷きました。アウトドアグッズをより多く使うことで、キャンプの雰囲気を少しでもプラスするためです。マットは広げて2人分にもなりますが、折り畳んで1枚にすると、当然厚さが増すので寝心地のよさが倍増します。本当は窓を開けて過ごそうと思ったのですが、梅雨入りが近いのか、雨がぱらつく上に蒸し暑かったので、クーラーをつける始末(思い切りインドアあらに!)。

 妻と10郎が掲げた「ステイホーム期間中にやりたいこと十か条」の一つ、クレープをつくってくれました。チョコバナナ味で、おいしゅうございました。

 本当は、この日のためにAMAZONに発注していたあるブツでキャンプ飯をつくるはずだったのですが、コロナによる休業の影響もあってブツが間に合いませんでした。

 夜になるとLEDランタンなど間接照明が雰囲気をグレードアップしてくれます。

 メーンイベントである宅シネマの始まりです。コロナの影響で那覇新都心の映画館シネマスQは休館中ですが、宅シネマ専門のシネマス10は、今開いてます状態です。テントの中から見る映画ってなかなかいいものですよ。

 この日、上映されたのは妻が借りてきた『サマータイムマシン・ブルース』(2005年公開、本広克行監督)です。大学のSF研究会に所属する学生たちの時空を超えた青春映画です。ギャグあり恋愛あり、どんでん返しありのてんこ盛り映画です。妻と10郎はとても大満足でした。

 一方、超シニカル映画評論家8郎からすると、大きな失点が終始気になりました。瑛太上野樹里などの集客力のある若いタレントのほかは、監督御用達であろう劇団員をそろえたのが見え見えだったことです。どう見ても30歳近い役者が、ただでさえハイテンションの男子大学生を演じることに、かなりの違和感を感じました。青春映画なら、たとえ素人でも二十歳前後を使うべきでしょ! 劇団員だけに多少芝居がうまいのが逆効果となっています。加齢臭はちょっと醸し出しただけでも、一気に青春ストーリーの切なさ、初々しさを消してしまうんですよ~。キャスティングこそ最大の失点だと思いました。

 蛇足ですが、県出身の俳優、与座よしあきさんも重要な役割で出演(こちらも終始つかれるほどハイテンション)していたのですが、与座さんといえば、最近コロナに感染し入院したと報道されていましたね。あれ以来の続報がないのですが・・・。ご無事をお祈りしております。

 この映画のシニカル総評としては辛口の60点、というところでしょうか。ただ、ストーリーはとてもよく細かく練られており、最後は何がどうなったのか分からないほど、ひねられています(どんだけ~。笑)。そういう、てんやわんや系も楽しめるという方にはいい映画だと思います。毎回素人のくせにシニカルすぎる批評ですいませんね~。もっともっといい映画に出会いたいだけです(笑)。

 

  宅シネマの営業時間も終わり夜が更けるころ、サンシェードのメッシュごしに現れた呪怨ボーイいや、10怨ボーイです(ややこしい)。メッシュごしなのでモザイクなしでお届けします(笑)。自分の息子でなければ十分怖い! と言っても、一番の怖がりは、まだ一人で眠れないこの10怨ボーイ君なんですが・・・。

 妻がつくったウインナーコーヒ―。基本インドアの妻も初めての家キャンプを楽しんでくれたようです。

 本物のアウトドアには勝てませんが、なかなか経験できない楽しい一夜でした。外出自粛モードがもたらした「家キャン」。またやるかと聞かれたら微妙ですが(笑)、ソファを動かすことによって、4年前に引っ越してきてから一度も裏返したことのないじゅうたんを日干しにする機会を得るなど、別の効果ももたらしました。やってみてよかったです。

 

 さて、AMAZON経由の例のブツはなんとか大型連休の最終日に届きました。メスティンです。飯ごうのようなものですが、ちょっと違うらしく、ネットからの転載で説明すると「キャンプや登山・ツーリングなど野外調理の際に使用するクッカー」となっています。「炊く・煮る・蒸す・焼く、など様々な調理法が楽しめる、最強のギア」とも紹介されています。ここ数年のキャンプブームでその機能に注目が集まり、ヒット作となっているようです。中でもノルウェーの「トランギア」というメーカーが有名ですが、8郎はネット検索した上で、国産を選びました。メモリと収納袋が付いているのが魅力でした。1980円でした。ちなみに同時に注文していた別会社の固形燃料用のミニストーブは、履歴によると、4月18日と先に発送されたはずなのに連休が終わった現在もまだ届いていません(いくら何でも遅すぎだろ!怒)。

 お米を炊く際の水の目盛りです。これぞメイド・イン・ジャパンのていねいさ! 逆にないほうがいいという方もいるでしょうが。

 さらに、コロナによる遅延を詫び、返品も可能だとする手紙まで同封されていました。いやいや、コロナ渦の混乱の中、5月4日に発送して、3日目に届くなんて! メーカーさんの執念を感じました。あらゆるコネクションを使って連休中に届けたのでしょう。それに比べて固形燃料のストーブ!(笑)。付属物のくせに遅れるなんて。発送日もうそだったのではないかと疑ってしまいます。

 ということで、国内メーカーのプライドを見せてくれたメーカーさんのロゴをUPしておきますね。Neelac(二―ラック)さんです。

 さて、メスティンは使う前にシーズニング(慣らし)をします。米のとぎ汁で煮ると、アルミに皮膜ができ、焦げやにおいが付くのを抑えるのだそう。以前買ったスキレットのシーズニングには油を使いました。こういう作業も楽しいものです。15分ほど煮ました。

 さて、メスティンによる初のメニューは、「牡蠣めし」です! 昨年の「結婚15周年記念アルプスの旅」で長野駅までのあずさ5号で食べた駅弁「牡蠣めし」を忘れられなかったからです。献立は以下の通り。

【材料】

 ・牡蠣(缶詰550円)

 ・シイタケ

 ・ゴボウ

 ・ニンジン(使っている例をあまり見ませんが、彩りのために)

 ・大葉

【調味料】

 ・しょうゆ 大さじ 2杯

 ・みりん  大さじ 1杯

 ・和風だし 大さじ 1杯

 ・泡盛   大さじ 1杯

 ・しょうが チューブからひと搾り

 ・缶詰の汁 全投入

 お気付きの方もいらっしゃると思いますが、調理するときにはあえて、スノーピーク製の小型ナイフ&折り畳み式まな板を使いました。すぐそこには使いやすい家庭用の大きな包丁とまな板があるにも関わらず。雰囲気大事ですから!

 ご参考までに缶詰をアップで。「沖縄の塩シママース」とあります。

 牡蠣以外の材料はすべて短冊切りにし、30分水に漬けていたお米2号の上に投入。缶詰の汁ももちろん全投入。米と具がちょっと多いかなと少々不安のまま。

 固形燃料用ミニストーブが間に合わなかったので、自前のコールマン製ガスバーナーで熱します(間に合わない、買わなきゃよかった、ミニストーブ。戦国時代風にまだ言う~)。ベランダ、いやテラスを使用。テラスは火気厳禁ではないか、などといわないでください。牡蠣現金で買った、ということで許していただけませんか(我ながらおそろしいほどのオヤジギャグに猛省)。ところで新品のメスティンの表面に白いものが付いていますが、これが米ぬかによる皮膜効果なんでしょうね。

 10分ほどで汁があふれてきて、焦げだします(この焦げはシーズニングのおかげか、洗うときれいに落ちました)。食欲をそそる牡蠣の匂いが当たりに漂います。やはり固形燃料より仕上がりが早そうです。

 20分とありましたが、15分で加熱を終了しました。火を消すと、あっつあつのメスティンごとタオルにくるみ、保温袋に入れます(牡蠣の汁がこぼれる可能性もあるのでビニール袋に入れています)。

 メスティンの天地が逆さになるようにして、密封。あと30分蒸らせば完了です。この作業が大切なようです。

 完成です。手袋を装着しメスティンの蓋を開けると・・・牡蠣がつぶれてしまっている! やはり多かったか~。1.5号以下にしておけばよかったなぁ。味に変わりはないでしょうが、見た目が~。

 お椀によそいます。乱雑に切った大葉を添えて。

 SNS映えがイマイチなので、もうちょっと見栄えのいい皿に移し替えて撮影(笑)。それでも、しなだれた大葉がイマイチ!

 さて、肝心のお味はというと、超うす味でした! ネットの献立どおりに調味料も入れたつもりですが、あとから動画で確認すると震える手でのスプーン軽量のせいか(笑)、少なめになっていましたね。次に作るときはプラス1杯足さなければなりませんね。ところで、なぜ手が震えたかといと、アル中ではなく、カメラの三脚の両脇からの作業なので、非常にやりにくいのです(今回も動画撮影に挑戦してみました。片手間ですが)。世間の料理系ユーチューバーさんはどうやって撮影しているのでしょうか。

 動画を編集できたら後日アップしますね(そんな暇あったら勉強しろ!笑)。

【追記】動画がやっと完成しました。お暇な方はごらんください! 前回より音響効果を高めています(笑)。

 コロナ下で実現した「家キャン」。不幸中のちょっとしたいい経験となりました。みなさんも試してみてはいかがでしょうか。もしかすると一人暮らしの方のほうが、いろいろもっと楽しめるかもしれませんよ。

 今日はこれにて。


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