ハープ始めて一年が過ぎ、なのになぜかハープは三台目(借り物も含めれば四台)のところで、現時点で、自分なりのハープの選び方をまとめておきたいと思います。
1. 予算と相談
身も蓋もないですが、これがないと、歯止めがない。
音を聞き分ける耳がないと、より高くていいのを買えばいいかな、なんて思ってしまいますが、ハープは生き物。
一台一台音が違う。でもって、腕がないと、楽器本来の音がしないという問題もあり。
個人的には、お値段はそんなでもないハープでしたが、借り物のハープはよく歌うハープで、びっくりでした。
きちんと弾かれて、ちゃんと育ったハープは違うのかもです。
2. 音
たとえ予算オーバーでも、惚れた音でないと続かない、というのも確か。
あきらめて安いのを買うと、後で反動がきます。
3. でも経験値も必要
自分の場合ですが…本来は、耳が出来るまではレンタルできるならレンタルして、耳ができてきたらほしい楽器を探す、のが一番だし王道だと思いますが、私の場合は高い勉強代も必要だったなぁ、という気がします。
というのも、お教室のハープが良すぎて、自分のハープとの差は判るんですが、すごさがちゃんとは判らない、という状態でした。
で、一大決心で買い換えて、クレッセンド34が来たら、お教室のハープとの差が判るようになって。
でも修理ということになって、レンタルしたら、「歌う」ハープに出会えたので、ハープを「弾く」ことが学べて。
大きなハープは音はいいですし、楽譜がそのまま弾けるのも多くていいんですが、扱いが大変。
小型ハープは取り回しはいいんですが、弾ける曲が少なかったり、オクターブ上げしたりしなければならないのが面倒。
大きい方が響きもいいですし。
なので、大人の習い事、ということに限れば…私みたいに、欲しくてしょうがないから、という人は、買って練習するしかない、と思います。
あの頃、レンタルで…なんて言ってたら、続かなかったと思うので。
とにかく、「自分の」ハープが欲しくて仕方がなかったんです。
修理ということになってしまって、でも、レンタルでお借りしたハープが「よく歌う」ハープで。
…んー、でも、「自分のはある」という気持ちがあるから、気楽に借り物を弾きつつ待てたかなと。
楽器を選ぶには、耳がないと駄目なので、先生に選んで頂くのも手です。
が、自分の経験値のためには(耳が少しできてきてれば)、自分で選ぶのも必要。
いいハープは私が弾いてもそれなりに鳴ります。うまい人なら、もっと鳴ります(笑)。
両方比べて、音に惚れた楽器を選ぶのが一番、という感じですね。
「え、じゃあ、『歌うハープ』と『大きなハープ』とどっちの音が良かった?」となると…。
音は「大きなハープ」が断然いいです。ごめんなさい(-_-)
でも、あの「歌うハープ」はそれだけじゃないんですよね。うーん。
なんと言ったらいいのか…まだこっちは必死で「弦をはじいている」段階なのに、「歌う」ことを知っているハープは「歌おう」とするのですよ。
それで、ああ、ハープって「歌わせる」ものなのか、と思って弾くと、歌う気まんまんなのでそれに乗って歌ってくれるのです。
…あのハープに育ててもらった感じですね、私。
「弾きこまれた」ハープは、お値段の差とは別に、すごくいい音を出します。
なので、可能なら、そういうハープを借りて練習した方が、ハープの「歌い方」あるいは「歌わせ方」を教えてもらえていいと思うのです。
特に初心者は。
…今のところのまとめです。