自宅で転倒して、口を怪我してしまった。
夜、寝ていて軽い腹痛を覚えた私はお手洗いへ。
お通じはすぐ来たものの、痛みが急速にきつくなり、気持ちが悪くなり…あ、まずい、と思ったくらいで意識がなくなり。
気付いたら目の前の床に血だまりが。えっ!?
慌てて飛び退いたら、服にも血が飛んでてびっくり。
しかし、またもや気持ち悪く、しばらく壁によりかかって落ち着くのを待ち、落ち着いたところで片付け。
…落ち着いてくると、床の溜まっているものは本当に血?と思えてきましたが、ペーパーで拭いたら真っ赤。…とっさの時、こういう危険に関するものは見間違えないのかもしれない。
片付けて着替えて、自分の状況確認。目元に赤い場所がある。ここもぶつけたみたいだけど、眼鏡に当たったくらいだと思う。主に口を打ったようで、そのあたりに衝撃がある。下唇に傷、口の内側に裂傷。…こちらは血が止まってない。
困ったことに、私はエパデールという高脂血症用の薬を飲んでいる。これは青魚の脂で、普段は別になんの問題も無いのだけど、血がさらさらになるため、出血が止まりにくくなる。なので、もし手術とか歯を抜くとかの時には、お医者さんに告げて一週間前くらいから飲まないように、と指導されているのだ。
なにぶん口の中にこんな大きな怪我をしたことがない私、こういう場合どうしたらいいのか検索してみる。
タオルで圧迫。熱が出るようなら冷やす。あまり血が止まらなければ病院へ。
…夜中なんだよねぇ。
しょうがないので主人を起こし、相談。夜間救急相談に電話して、状況説明。指示をうけて救急車を呼ぶ。…なんかごめんなさい…。死ぬような傷じゃないのに呼ぶのって気が引ける。
でも聞いたところ、意識を失うって結構まずいことらしく、心臓とか脳とかに異常がないか診た方がいいそうだ。
…言われてみれば過去もそう言われてたような。結局異常なしで貧血でしょ、で終わったから忘れていた(←おいおい)。
で病院に到着。体温、血圧、心電図、点滴を経て、異常なしと判定。傷を負ってから2時間以上たって口の傷も血が止まり、縫うほどではないとのこと。
でも歯はそこでは診られないため、早めに歯科医を受診した方が良いと言われる。
帰宅後開院時間まで寝る。というのも帰宅したら朝の四時だったから。
…ちょっとトイレ、の筈がとんでもないことになったよ…。
で、かかりつけの歯医者さんに連絡して診てもらえることに。よかった~。
待合室で待っていると、自分、滅茶苦茶動揺してることに気付く。なんだかなぁ。
受診の結果、傷は塞がってきているので、このまま様子見でいいとのこと。念のためと化膿止めを頂く。
前歯の方が問題で、このまま良くなるか、それとも神経が死んでしまって処置することになるかはまだわからないそう。でも何かできるわけでもないので、「歯を」安静にするようにとのこと。歯以外の本体は安静でなくていいとのこと(笑)。
歯の安静…つまりは熱いもの冷たいもの固いもの、刺激物を避けるとのこと。…どれくらいの間避ければいいのかな。
とりあえず一週間後にもう一度受診、そして二週間後にも受診と決まる。結果が出るのが二週間くらい後なのだそう。
…無事治ってほしいな。お煎餅食べられなくなるの嫌。年取ったら仕方ないとはいえ早すぎる。
我ながら阿呆なこと考えてるなと思ったけど、真面目にそう考えてる。
…しかも歯にひび入ってるそうなので、うまく治っても食べない方がいいものになってしまいそう。
いや、今は治ることだけ信じよう…祈ろう、かな。
この辺は自分自身の快復力が問題なので、他に何かできるわけでもないそうだ。
…何か私、「後は自分自身」みたいなことばっかり最近言われてるかも。うーむ。
歯医者さんから帰宅後。
動揺が静まらず、外出予定(もともと)を取りやめて寝てしまう。
食べ物もいろいろと何を食べて良いかが難しい。
ヨーグルトとか大丈夫かも、と思ったけど、冷たいのだ。ちょっと歯に触ってしまったら、なんとなく良くない感じだったので、みっともないけどスプーンから舐め取るようにしないと、冷えた中身が歯に触ってしまってよろしくない。
これはお粥も一緒で、こちらは熱いからと冷ましても、温かいと歯に触ったときやっぱりよくない感じがする。
意外にも食べやすかったのはサンドイッチ。こちらは一口サイズ(噛みきらなくて良いくらいの大きさ)にちぎって一口分だけ口の脇から食べる。前歯に触らせなければOK。
問題は飲み物。当然ながら熱いお茶や冷たいお茶は不可。常温がいちばんありがたい。
でも勢いよく飲んだらよろしくない。
…結局、ストローで飲むことに。
うどんとかそばとかいいかも、と最初は思ったけど、「噛みきらなくてよく」「温度調節できる」ものとなると、結構難しい。
ウィダーインゼリーとかが良さそう。
…これも冷やして食べたらまずいので、常温にしてからにする。
いやはや、家の中にいてもいろいろと危険はあるものだ。