スター実店舗閉店について（※辛口です）

スターという企業をご存じでしょうか。
ジェニーのシリーズにあった、エクセリーナの大きいバージョン、「スターエクセリーナ」を作っていた会社です。

52cmサイズのエクセリーナは、衣装も丁寧で豪華で、スタイルもよく、指先まで神経を使ったお人形でした。
描き目の大きな子が苦手でなければ、高価なことを除いても、ぜひ、と言いたくなるような。

私もスターエクセを迎えていますし、その後タカラから出た52cmジェニーも購入しています。
ここの別売のドレスは高価ながらも素敵で、私が迎えた頃は、「シーズンに一枚か、一年に二回くらい買ってあげられたらいいなぁ」と思うようなお値段でした。

ところが、いつ頃からか、ドレス一枚が三万、五万と、どんどん上がっていきました。
素晴らしいドレスなのは確かなのですが、オールシルク十万のドレスなんて、庶民の私では手が出ません。
たまに、気軽そうな服があると、一枚一万五千円くらいするのが当たり前。とてもそんな値段に見えない服なのに。
ブラウスとか、スカートとか、靴とか、人間の高級品なみのお値段です。
いえ、その値段に見合う服なら買っていたでしょうが、私にはそう思えませんでした。
…もうちょっと、最初の頃のような、値に見合った、手の届きやすいものが出たら欲しいなと思いつつ、見送るのがせいぜいでした。

ここは月一・二回しか開店しないので、東京に行ったらぜひ行ってみたい、と思いながら、いつも予定が合わず、行ったことはありません。
今度来たときに開いていたら行こう、とお店の場所を確認したことはありますが。

で。
今日来たメルマガに、「玩具福祉やドールセラピー」の場所に使いたいから、実店舗は閉める、今後はHPやイベント販売で、とありました。

…何だか、人形者からお金を搾り取って、自分のやりたい「福祉」とやらにつぎ込んだように見えて仕方ありません。

福祉をやることが悪いわけではありません。そのために店を閉める、というのも、仕方ないでしょう。元々は、実物を見せたい、と開いた店も、そんな気がなくなれば閉めるのもいいでしょう。
でも、正直、あのものすごい価格設定のドレスばかり並べられて、プレミアムラインのドレスを一度は自分の人形に着せたいと思いつつもスルーしていた身にとっては、何だかやりきれなくなりました。

スターエクセリーナの販売が再開したら、またぜひ購入したいと思っていたのですが…。
今日のメルマガでは難しそうですし、何だかそんな気もなくなりました。