掃除していて、自分は片付けは嫌いでも掃除は結構好きな方かも、と思い始めました。
そうしたら、何かいろいろと思い出してくるものが。
片付けなさい、と言われて片付けようとすると、捨てようと思ったものにこれ捨てるの!もったいない!と言われ、取っておきたいものにこんなものとっておくの?と言われ、嫌になってこれとこれは捨てないで、後は知らない!という風になっていったこと。
捨てたくない、と思っていても勝手に捨てられて、知らないで探していたら怒られたこと。うちの親は、都合が悪いことは怒るので(怒ると子供が黙るから、黙らせたい時は怒る)、ああ、親が捨てたんだ、と気づいたこと。
そのうち、紙一枚でも勝手に捨てたら怒るようにして、部屋の物を触らないように持って行ったこと。
スペース空けても、あのスペースにこれおいて、と勝手に押しつけられること。言われたら断れなかった(多分、断れないように育てられてる)。
片付かないからそれを自分の部屋から出したいというと、置くとこないからなのになんてこと言うの?と私がわがままを言っているように言われて怒られたこと。
芋づるのようにずるずる出てくる記憶。
母に対する怒り。母の行動に関しての理解。そんなものもついてくる。
父の勝手さはもう分かってることだけど、その中での母の苦労も見える。
だけど母だって全部が全部善じゃない。少なくとも私にとっては。
母が最善を尽くそうとしていたことは分かってる。父もね。これは私も受け継いでる性分だから、間違ってないと思う。
けれど、「自分が最善を尽くそうとして努力した」ことにこだわって、失敗したことを受け入れない人だった。
むしろ親のやり方を理解しない子供が悪い、という感じだったな。
子供には理解しきれないこともある、というのは分かってる親だったけど、自分たちの行動は子供を思ってのことだと、真面目に信じてたと思う。そうじゃないことも一杯あったんだけど。
そんなことを、掃除しながら思い出す。