カテゴリに悩みますが、最近心霊ものの漫画を読んでいて、あれ?と思ったこと。
日本の神様に対して「厳しい」という意見を言う霊能者さんが続きました。
例えれば、どうしようもない男性にひっかかった女性がいて、何とか悪縁を切りたいと思ってはいるものの(女性自身も、そのお身内も)、連絡がくるとずるずると会ってしまう…というまさに腐れ縁なお話。最終的に、女性が事故に遭ってしまい、男性の役に立たなくなって(日常生活はできるものの、激しい動きができない等)、やっと縁が切れる、というお話。
これが神様の救い、というところで霊能者さんも女性の方も、神様厳しい、怖いと言い出す。
いや違うでしょ、見捨てないのが有り難い、でしょと思ってしまった自分はもはや古いんだろうなぁ。でも、本当に怖いのは、見捨てられてしまうことですよ。
自分で悪縁を切れれば怪我もしなかったでしょうが、切れないから怪我させてでも切ってくれた、という奴だと思います。まぁ、怪我させないでやってほしかったと思うのは当然ですが、見捨てなかったと言う点で情の深い神様だと思うのです。
日本の神様や仏様、もしくは「慈母」と言われる母も、もともとは厳しいと思うのです。優しく甘やかしてくれるなんて多分ほとんどない。甘やかすよりその人の身のためを思って動くのが日本の神様や仏様たちだと思います。いや、カトリックだって同じですね。強く厳しく優しいのが神様。でも優しさは決して甘くないのです。
もう一つもそういう感じ。植物状態になっている患者さんの話で、守られてるならどうして…という問いかけに、神様は「死ななかったじゃないか」と言うのです。
で、霊能者さんが怖いこと言ってる、という。
…うーん。厳しいけど、怖いっていうのは違うような。
もちろん患者側からすれば、助けるならこういう助け方じゃなくしてほしい、と言いたいのは分かるのですよ。
でも、助けられる方は助け方に文句を言うところはないのです。
大難は小難に、小難は無難に。そういう助け方もありで、受けなければいけない困難を全部避けられる訳ではない。
そんな風に思ってます。