
2日目の湯布院は、レンタカーでのドライブ観光です。
9時半にチェックアウトして、由布院駅の隣にある「駅レンタカー」へ。
最初の目的地の読み方が分からず、ナビをセットしないまま出発。
頭の中に何となく地図はあったので、たぶん大丈夫だろうと思って走っていたら、無事到着しました。
10時、狭霧台に到着。
「さきりだい」って読むんですね(笑)
今度から、旅のしおりには地名にフリガナを振っておきます。
眼下に見えるのは、つい10分ほど前に出発した湯布院の町。
3月5日に野焼きが行われたばかりで、一帯は真っ黒になっていました。
一面の枯れ草が広がる風景より、こちらの方が荒々しくてダイナミックですね。
駐車場からは由布岳もバッチリ見えます。
なお、今回のレンタカーは日産ノート。
ハンドル操作はモッサリしていましたが、パワーがあってよく走りました。
そのせいで、ドラレコに速度超過だの急ハンドルだのと怒られるのには参りましたが(汗)
10時半、狭霧台から15分ほど走ったところにある「塚原温泉火口乃泉」へ。
ここにはバスが通っていないので、レンタカーが必須でした。
火口といっても、ただ地面から蒸気が噴き出しているだけですが。
辺りには硫黄臭が漂っていて、長く居ると頭が痛くなってきたので、早々に下山。
今回の旅のお目当ては、火口見物ではなく、ここに湧き出している温泉です。
鉄イオンの含有量が日本一で、全国二位の酸性度とアルミニウムイオンの含有量を誇るという珍しい温泉。
これに入りたかったのです^^
女性用の露天風呂は休止中だったので、内風呂へ。
温泉の味は舐めるとレモン果汁のように酸っぱいですが、肌への刺激もなく、硫黄臭もほとんどありません。
浴場に洗い場がなく、硫黄臭がキツかったら他の温泉で流して帰る予定でしたが、その心配はなさそうです。
湯上がりには、火口の噴気で蒸した6個500円の蒸し卵を購入。
よくある温泉卵と違って、燻製のような色と弾力がありました。
1人では食べきれないので、通りかかったご夫婦に1つずつお裾分け。
残りは本日のお昼ごはんにします(笑)
11時半、出発。
別の温泉に立ち寄るのをやめたので、時間に余裕ができました。
別府ロープウェーに行く前に、道を戻って由布岳登山口へ。
素晴らしい!
由布岳を正面に臨む、雄大な景色が広がっています。
朝は立ち寄れずに素通りしたので、戻って見ることができて良かったです。
12時15分、別府ロープウェイに到着。
ここは由布院駅からも別府駅からも、車で約20分程度で行けます。
けっこうコンパクトな観光地なんですね。
前回来た時は、時間がなくて乗れなかったロープウェイ。
30分に1便しかないのに、タイミングよく待たずに乗れました。
九州最大級!101人乗りのゴンドラに、乗客は6名で広々^^
高いー!
高低差800mを10分で一気に登ります。
12時40分、標高1300mにある鶴見山頂駅に到着。
遊歩道にある展望台からは、別府方面の景色が臨めます。
気温が高くて空気が霞んでいるのが、ちょっと残念。
山頂駅から更に登って、鶴見岳の山頂に到着!
ここまでの階段がけっこう急で、息が切れました。
日陰には少し雪が残っていましたが、気温はそれほど低くありません。
ただ、風はものすごく強かったです。
標高1583mの由布岳が目の前に見えます。
こうして見ると、けっこう近くにあるんですね。
由布岳と鶴見岳を縦走する登山コースもあるのだとか。
この高い山を2つも登っちゃうなんて、登山する人ってすごいなーと思います。
13時、少し遅めのお昼ご飯。
山頂からの景色を眺めながら、残りの温泉たまごを全て食べました。
これで少し荷物が軽くなったかな?(笑)
13時50分、下山してお土産を買って出発。
帰りは由布岳を反時計回りに走るルートを走りましたが、景色が開けていなくて今ひとつ。
カーブも勾配もキツいけど、来た時と同じルートの方が楽しかったかも知れません。
予定より1時間早い14時半にレンタカーを返却。
当初は列車で大分へ移動する予定でしたが、タイミングよく別府行きのバスが来たのでそちらに変更。
14時45分、由布院駅バスセンターを出発。
列車は40分くらい待ち時間があったので、すぐにバスに乗れてラッキーでした^^
バスは、ちょうど私がレンタカーで走ったのと同じルートで別府へ向かいます。
おかげで、目線が高いバスの車窓から、由布岳山麓の景色をじっくり見ることができました^^
路線バスの出発駅からから終着駅まで乗って約50分、940円。
列車よりも早くて安くて乗り換えもないので、バスの方が断然楽ですね。
高い標高差を一気に下る感じは、箱根から小田原駅までの道と似ていました。
15時半、別府駅に到着!
全てのスケジュールが順調すぎて、何だかフワフワした気分(笑)
緻密なスケジュールと行き当たりばったりが生み出す「結果オーライ」な状況。
こういうのが一人旅の醍醐味ではないかと思います。
今夜の宿は駅から近い、源泉掛け流しの温泉旅館。
夕食なしのプランなので、温泉は食事から戻ってゆっくり入ることにします。
(つづく)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます