ひろばに小さいころからやってきていたMちゃんがある日“ママ行って!”とひろばにやってくるなり声を掛けていました。どうしてそう言うのかな?Mちゃんはママがお昼のお弁当を買いに出てほしいのだそうです。ママの目の行き届かないところで思う存分遊びたいという冒険をしてみたかったのかもしれませんね。それまでは、ママの存在は絶対のもので、“ママ命!”という状態であったのが、少しずつ独り立ちへの一歩を踏み出そうとしているのかもしれません。すばらしい成長ぶりではありませんか!
子どもたちは大人がいくら腕の中に抱え込もうとしても巣立っていくときはあるのです。大人はふっと寂しい気持ちにおそわれてしまう場面が出てくるでしょうが、それを嬉しいなと思えるといいですね。
子育ての第一は、子どもたちが立派に1人立ちしていくステップを、大人が上手にサポートしてあげられることでしょう。大人たちはどうしても子どもと離れがたくて、余分な干渉をしがちですが、Mちゃんのようにはっきりした言葉として出せるような子はすごいことです。
まだまだ時にはしっかりと抱きかかえてあげることも必要ですが、よく我が子の様子を見て、時には関わり方をあんばいできるといいなあと思いました。
Mちゃん、これからきっともっともっと頼もしい場面を見せてくれるかもしれませんね。 M