はなはなひろば活動日誌

横浜市鶴見区にある
子育て支援施設の日誌です

「きらりんきっず」の再建に拍手!

2011-07-14 14:31:36 | 日記

私たち「はなはなひろば」は、東日本大震災の後、なんとしても被災された方々と具体的な連携を持ちたいと模索する中で、陸前高田の親子のひろば「きらりんきっず」と手を結ぶことができるようになりました。
「きらりんきっず」は、被災後市立第1中学校図書室の1隅を借りて活動を始められておりましたが、やっと移転先が見つかったようです。
津波ですべてが流されてしまう前の「きらりんきっず」の向かいにあった「カフェバーわいわい」さんの仮店舗が再開されることに伴い、昼間は使っていないプレハブの1角を借りられるようになったのです。(陸前高田市鳴石)
「きらりんきっず」のスタッフは、今ごろ新しい場所つくりに大忙しのことではないでしょうか。どのようなスペースとなるのか,いろいろ想像しています。
中学校図書室のほんの片隅での活動から、第2のステップを踏むことができつつある「きらりんきっず」と、再建を担われているスタッフの皆さんに敬意を表したいと思います。

どこか、遅々として動きの見えない行政の在り様に苛立たしい思いを禁じえないのですが、1方では「きらりんきっず」のような動きをしている市民の方々が、たとえひとり一人の力は小さなものであっても、みんなで力を合わせ、力をふりしぼって、自分たちの地域のために立ち上がっておられることに、心から拍手を送りたいと思います。

7月22日、「きらりんきっず」の伊藤さんがはなはなひろばに見えることになりました。
5月20日に陸前高田でお会いして以来の邂逅ということになり、今から待ちどうしく思うことしきりのきょう1日でした。   M


ままごとあそび

2011-07-13 13:19:26 | 日記

毎日暑い日が続きますが、ひろばはエアコン3台をフル稼働させて、とても涼しい場所となっています。
外から入ってきた親子はひろばのドアを開けたとたんにその冷気を浴びてほっとできる居場所に感じてもらえています。
はなはなひろばは比較的午後からの利用が多いようです。午前中ママたちは家事をし、ちょっと一息入れてから、來所されるのでしょうか。
この日も、午後はひろばいっぱいの子供たちであふれました。
1歳ちょっとすぎの子から、3歳くらいの子まで、男の子4名、女の子5名で、元気いっぱいに遊びまくっていました。
3歳になるNちゃんが、きょうはイニシアチブをとり、空の段ボール箱をテーブルにして、おままごと遊びを始めました。初めてのことです。
ダンボールのテーブルを囲み、小さな子たちが3人ちょこんと座って、Nちゃんがセッティングしてくれるご馳走を待ちながら、楽しい時間をすごしていました。
2歳では決してできないことが出来るようになる成長ぶりを目のあたりにしました。
きっと、小さな子どもたちは家では身につかないであろう大きな学びをしていることでしょう。
そして、日々そのような姿を見ることが出来るよろこびを感じているわたしたちでもあります。(2011/07/12)          M


七夕かざり

2011-07-11 13:14:06 | 日記

7月10日の今日、店頭に飾ってあった七夕飾りを片付けました。

利用者の方に書いてもらった短冊には

* おいしいものいっぱい食べられますように
* お姉ちゃんとたくさんあそべますように
* トイレが出来るようになりますように

などがあり、中にはお母さんご自身の願い(?)かと思われるような「7キロやせることができますように」というものもありました。(笑い)

それを見た他のお母さんが、対抗上(?)[8キロやせることができますように]と書こうかしらと、冗談を言っていました。

そのような雰囲気の中で、ひろばの時間がゆったりと過ぎていくのは、とてもよいものです。

ただ、少しまじめに考えると,「大震災」「放射能」など、子どもを取り巻く環境はとても厳しいものがあるという認識の上にたっての発言は皆無でした。

はなはなだよりには、毎号「小さなたからもの」というコラムが掲載されていますが、「この小さなたからものは」紛れもなくその子のご両親のものでありながら、同時に私たち社会の「たからもの」とはなはなのスタッフは思っています。

東北で両親を亡くしたこどもたちは200人を超えているそうです。

その子たちとどう向き合うことができるか、私たちひとり一人に突きつけられているのではないでしょうか。

「世界全体が幸せにならなければ、世界の幸せはありえない」(宮沢賢治)