嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

残念だけど僕は神を許す気は無いよ

2005年02月14日 19時48分07秒 | 駄文(詩とは呼べない)
何が残念なのか。

許せないのが残念なのか
神が残念なのか
僕が残念なのか

それぞれが独立概念で
僕は何かで繋いだだけなのか

ガソリン代が高いのをブッシュのせいにするように
学校に遅刻したのをテロのせいにするくらいには
僕は自分の生を神のせいにしてもいいんじゃないかと、
そう思ってるんだけどね。

父と母が僕を産んだのを許せないのと同じくらいに
きっと僕はこの世界を作り出した神を許さないのだと思う

もし神がこの世界を作り出していないのだとしたら、
ますますもって僕は神を許さないのかもしれない

あるいはまた、聖書を配り続ける人達の愚かさを許さないのか。

世界を閉じる一歩手前に
活き活きとした 罪悪の泥海を泳ぐ鮮魚の新鮮味が欲しくて
僕は人魚の肉を食いたいのだろうか

この世界に絶望する人達が
この世界を壊す事が出来るように
僕は自分が生きているうちに
いくつかのヒントを、書き残しておきたいと思う

小さいよりも小さい事
大きさよりも小さい事
存在よりも小さい事

そういう引力があるように、
不安定な中空を堂々と渡る事で
道があるのかと錯覚するように。

聖書を火あぶりにするのと
魔女を火あぶりにするのは
どちらの罪が重いのだろうか。

神が世界を創った罪は
きっとこの世界の何よりも重いのだと思う。

君を許すよ。
だけど、神は許さない。

消えるような感情を罪悪感とは呼べない

2005年02月14日 17時09分10秒 | 駄文(詩とは呼べない)
僕を殺してくれる人を探しています
誰にもわからないように
誰かを必死で求めるように
誰でもない、自分だけの欲望で、
生きようと足掻く弱さではなくて
何かを手に入れる強さで

暴力的な欲望で
自分自身のために僕を殺してくれる人を探しています

そうすればきっと
今まで生きてきた事くらいは
何か一つくらい
許されてもいいんじゃないかって
かすかな希望のように思いこむ事が出来るから

自分を騙す嘘を探す為に
僕は誰かを捜している

僕は嘘を吐きすぎて
もはやなんにも騙せない

汚れた奇跡は要らない

嘘吐きの僕を騙す為に
誰かもっと
純粋な嘘で

生を許してくれ

誰かが用意した、あの幸せに似た黄色い光は要らない。

2005年02月14日 17時06分43秒 | 駄文(詩とは呼べない)
歪んでいるのは僕だろうか君だろうか
それとも僕や君が見ているこの世界なんだろうか

地図にない、どこにもない、誰も知らない、
奇跡の美しさに憧れて
僕は僕だけの迷路をひとりでぐるぐる回って
だからいつも溺れて叫ぶけど
その叫びが助けを呼ぶ声にしか聞こえないのなら
たぶん助けて欲しいのは君だろう

破れた、親切な、切実な、
誰かが肩に置いた冷たい手を払いのけて
僕はきっと
誰にも見えない絶望の道を
切り開いて進むから
だからどうか
だからせめて
だれも
だれよりも
救われないように
手を伸ばして
あくびのような溜め息で
吐き気をもよおしながら
ゆっくり
飽きるように
進んでいこうと思う

奈落への旅路は
完成される為に
美しい、透明な、光の死に憧れて

僕は束縛を逃れて
大きく踏み出すから
誰も知らない明日には
きっと奇跡が届くよ

暖かい空気の中で真っ白な絶望に憧れて
動き回るように死んでいく熱い死体が
遠くからこぼれるように
僕は、誰よりも深く死んでいきたいと思う

寂しい幸せは要らない
もっともっと二人で
手を伸ばそう