嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

言葉の電気分解で作者と読者は一対一

2005年02月16日 23時10分05秒 | 駄文(詩とは呼べない)
言葉は全部比喩だから

言葉はまた、生きたままで死に続けます

読者の死によって引き裂かれた作者の意味は
孤独の宇宙で
今もまた、時間が解凍されるのを待っているのでしょうか

僕によって
読まれるのを待っているテキストは
今でもまだ、意味を閉じ込めているのでしょうか

君に手を伸ばす勇気が欲しいけど
僕は誰にも助けられたくない

君に触れる奇跡が欲しいけど
僕は何も知りたくない

地獄の時計が鳴り始めた
起きなくちゃ

まぶたをあけるのは怖いけど

寝続けていれば
いつまでも生きなくちゃいけないから

明日をこっちに引き寄せる為に
僕は覚醒する

一滴の水で
静かにはばたくために

テキストにも意味にも引力はないから、宇宙には光が。

2005年02月16日 23時09分20秒 | 駄文(詩とは呼べない)
僕が書いているもの
書き残しているもの

だんだん心配になってくる
消えちゃうんじゃないかって
どこにも残らないんじゃないかって

テキストも言葉も消える事は知ってるけど
きっと誰かが
ひとりでもいいけど誰かが
何か少しでも余韻を憶えていてくれるんじゃないかって

期待しながら書いてきたんだけど

世界を変える事に失敗すれば
これは、どこにも残らない可能性があるって

時々心配になる事があるんだ

誰にも読まれない日記
誰かの為には書かれない日記
走り書きのダイニングメッセージ

駄文を書き殴るのは
僕が僕として読む為にあるんだって
割り切ってるつもりだけど

僕はもう、死んだら読めないんじゃないかって
今更ながら少し不安になる

ブラックホールをもっと見つめなきゃ。

死んだテキストが、生き返る事はないから
生きたテキストを、どこかに残さなくちゃ。

だんだん不安になってくるんだ
僕が書いた物を、わかったつもりになってきた人が増えてきて
僕はそれじゃないって
いつも言ってるんだけど
お前が言ってるのはこれの事だろうって
決めつける人が増えてきて

みんながこれだこれだやっぱりこれだったって言い始めて
周り中から指を刺されて
あるいはまた、指で指されて
そういう人達の、白黒した嘘吐きの目線に騙されて
僕もだんだんと面倒になってきて
「それです、僕が言ってるのはそれです、」
って…

そんな風に、嘘を吐いてみんなで安心するんだ。

良かった良かった。
やっぱりこれだったんだね。
これでみんな安心できるって
そんな事をそれぞれがこっそり思うんだ。

嫌だよ…
騙されたくないよ
自分にも、誰かにも、みんなにも。

助けて欲しいんだ
歩き出す言葉が、発明されるよりも前に

助けてあげたいんだ
僕が生まれるよりも前に
僕を殺す事が出来るように

妖精の羽をむしり取って叫べ

2005年02月16日 23時08分24秒 | 駄文(詩とは呼べない)
ねぇ、早く殺してくれないかな

もうさ、だんだん疲れてきたんだよ
生きる事じゃなくてさ
誰にもわからない事を語り続ける事にさ

けどまぁ、後継者も居ない事だし
俺がやるしかないんだけどさ

俺の宇宙、もうすぐ引力が無くなるよ

声が聞こえなくなりそうなんだ
現実の音が、聞こえすぎて
向こう側からの、音がかき消されそうなんだ

遠くからずっと聞こえてくる孤独の呼び声は
生死とは違う次元にあるはずなのにね

奪われた事も無い心を
取り戻したいなんて
おかしな話だよね

僕、やっぱり変だよね
君に会いたいよ
早く会いたい

会ったら死ぬってわかってるけど
それでもきっと
僕は叫ぶんだ

だれにもわからないように
だれにもとどかないように

経過と病理

2005年02月16日 23時07分23秒 | 駄文(詩とは呼べない)
疑わしい。
何もかもが疑わしい
何故か今、自分が外部について悩んでいる事
内部に深く沈降できない事
それ自体の病理の発症源が外部にある事
すべてがうたがわしい

どうやら僕は、何かを植え付けられる事によって
何かを盗まれたかもしれない。

…。

盗まれたのは時間だ。

最近、恐ろしいほど早く時間が経過している
誰かが、俺の時間を盗んだ。

だが、返してもらう必要は無いようだ。
俺は自分で時間を創り出せるから。

人は何かを犠牲にする事によって時間を得るだろうか

静かに言説を語る事
落ち着きを取り戻す事
その事によって取り戻される時間は
はたして誰の時間だろうか

宇宙を破壊しなくてはならない。
あと数年以内には。