嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

怖い。この世界に居る事が。

2005年02月27日 14時48分53秒 | 駄文(詩とは呼べない)
寝てる時、夢を見ていて
そこにはしっかりと夢の世界があるのに
少しでも気を抜けば、途端に世界の枠組みは脆く脆く壊れていって
気が付けば矛盾だらけになって
そして強いキツイどうにもならない光が差し込んで
ボーッとした頭は記憶を読み出して
僕は昨日から連続の僕だったと思い知らされるのです。
新たに。

この新しい古くからあったことになっている今ひとときの
恐怖感が現実なんです。

夢の中でたゆたうもわもわした曖昧な僕が
きっといつだって僕の望んでいる僕の居たい場所なのに
現実のゆりかごは現実の僕を揺らし続け
周りのセカイの方ではなくて
中心に居る小さい方が僕なんだと、
つまり僕「だけ」が僕なんだと言うのです。

違うよ嫌だよそんな事ないよ。
この球状の拡散している曖昧な広がる空間の全てが僕だよ
僕は中心じゃないよ
僕は全部だよ!

…と、寂しく一人で僕は思うのですが
科学の記憶は僕を小さな肉体の枠に填め込み続けるのです。

外部から、圧力だけを感じ
暴力性だけを読み取り
優しさを微塵も感じていない僕は
きっと外側にいるどんな人にでも
僕の周りにいるどんな他人にも
優しくは映らないでしょう

何故なら僕の事を「優しいね」と微笑みかける多くの人が
僕に対して暴力的な外部の価値世界を
唐突に、まったくの偶然であるかのように、
僕の中に発生させようとするからです。

僕には、要らないんです。
あなたがたがいう、いつもいう、大切なもの。
大事な物、人としての最低限の枠組みを形作っている境界線の器。
そんなものは僕には必要ないんです。

僕は僕自身をこの窮屈な肉体に閉じ込め続ける現実を
呪い続ける事で、ようやくどうにか生らしきものを保っているんです。
呪いの連続性によってのみ。
生への恨みによってのみ。

だから僕はいつだって弱くて脆くて粉々になって
消える為に固く固く在り続けるんです
今を壊す為に。
中心に向かう引力で、全てを飲み込むブラックホールの力で
僕の宇宙は、中心に向けて崩壊し続ける

きっとあなたがたは、
あまりにも遠くの外側にいるから、
外ばかりを見てしまうから、
中心に居る僕が怖いのでしょう

わかりますよ。

たったひとりで負け続ける事で
自分の世界を吸い込み続ける
僕自身が自分に恐怖しているのだから。

誰も僕に触れる事など、出来ない。
出来るのは、僕を壊す事だけです。
僕でさえ、僕に触れる事は、今も不可能で在り続けているのだから。