嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

白く目覚めた波打ち際で。

2005年10月05日 11時44分45秒 | 駄文(詩とは呼べない)
傷つき、溢れ出した魂は一度しか死なない
毎日汚れていく心は、魂の水でしか洗えない
だけど魂なんてこの世界にはない

この世界で生きる決心を?

…いや、そんなものはない
原理的に言うならば
僕は望まれて発生したわけではないからだ

この世界が好き?

僕はこの世界が嫌いだ
それは僕を包む空気や、肉感や、雑音や、
目をつむるたびに見える夢でさえも
僕を癒してはくれないから。

癒されたい?
いやされたい、ゆるされたい、ほどかれたい。
それは僕が生まれた時から望みながらも
一度として行われた事の無い、幻の記憶。

光の糸は 時の間を縫うように
魂の糸は 汚れた血で染まるように
赤い糸へと。運命の糸へと。

ぐるぐる回って糸を見ようとする
ぐるぐる回って糸は絡みつく

涙で洗っても
魂は汚れるばかり。

涙で洗っても
心は零れるばかり。

宇宙の風に逆らうように
宇宙の風で流れるように

尖ったり針で
尖った自分で

あふれるように
さまようように

さびしくひとりで ただようように

宇由の針は何かを貫く
宇由の糸は波間を伝える