人が人として踊り狂うその様を
澱みから取り出すように
ピリピリとした甘い空気のわき水から
にぎり、とりかこみ、こするように
あの、ほんのりといらだつような、つめたくほほえむような
こまいぬがはなしかけるような
えんたんつるりとした
もじゃもじゃとしたざわつきのしずかさのなかから
ぷわっと、ひとこきゅうすれば
それはちょっとした、
ささいな、でたらめな、あたらしさの模様を描いて
あちら側へと こちら側へと
熱を揺さぶるから
僕は人に、ドームに、見えるようで見えない明日に
まったく意味のない、何も考えていない、
期待の水滴のようなものを
じんわりとにじませてしまう
それは、
僕の罪でしょうか?
それは、人の罪でしょうか?
罪は、罪でしょうか?
生きられないよ。
ひとりじゃ。
孤独が発明されるのを忘れていたとしても
やっぱり、僕だけは忘れられないよ
寂しさを、発見して驚けたらいいのに。
ただ、人が寂しがる為に。
澱みから取り出すように
ピリピリとした甘い空気のわき水から
にぎり、とりかこみ、こするように
あの、ほんのりといらだつような、つめたくほほえむような
こまいぬがはなしかけるような
えんたんつるりとした
もじゃもじゃとしたざわつきのしずかさのなかから
ぷわっと、ひとこきゅうすれば
それはちょっとした、
ささいな、でたらめな、あたらしさの模様を描いて
あちら側へと こちら側へと
熱を揺さぶるから
僕は人に、ドームに、見えるようで見えない明日に
まったく意味のない、何も考えていない、
期待の水滴のようなものを
じんわりとにじませてしまう
それは、
僕の罪でしょうか?
それは、人の罪でしょうか?
罪は、罪でしょうか?
生きられないよ。
ひとりじゃ。
孤独が発明されるのを忘れていたとしても
やっぱり、僕だけは忘れられないよ
寂しさを、発見して驚けたらいいのに。
ただ、人が寂しがる為に。