嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

月のドームを仰いで

2006年11月28日 23時01分44秒 | 駄文(詩とは呼べない)
やさしい時間の流れがある
かなしい時間の流れがある

そしてどうにもならないほど、孤独な時間の流れがある

人はどのくらいの間、人と話し合っていられるのだろうか
そして人はどのくらいの間、人と触れ合っていられるのだろう

冷たい地表と、影の狭間で揺られて
そして冷たい空気を吸い込んで朽ちる。

緑の昨日があれば、
つちけいろのあしたがある。

桃色の空気の香いを嗅げば、
赤黒い血が流れる。

終わりが毎日訪れて
変化が毎日腐敗する。

死肉の匂いを眺めて
動物の自分と見つめあう

かなしいほどに自分だけがいて
くるしいほどに今だけがある。

あしたにであえない
あしたに出会えない
明日に出会えない。

メロディーが流れれば、氷のような時間は過ぎてゆく
骨が砂になって、宇宙の風が吹いてゆく
ひとつぶの、
今日、一粒の、時間を残して。

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