嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

忘れるからこそ季節は巡る

2007年07月04日 04時56分37秒 | 駄文(詩とは呼べない)
もっと月の光が

もっと月の光が

僕を照らせばいいのに

僕を照らせばいいのに

もっとどうしようもなく季節が

もっとどうしようもない季節が

僕を殺せばいいのに

僕を殺せばいいのに。


もっと雨降りの日が

もっと雨降りの水が

太陽をぬらせばいいのに

太陽をけせばいいのに

もっとどしゃぶりで

もっとまっくらで

もっともっとはげしい雨で

つよくつよくはかない水で

僕を叩けばいい

僕を濡らせばいい

僕を消せばいい

水で蹴散らして
季節で消し殴って
風景の裏側に

とかしてしまえばいい

痛いほど考えても

ぬるいほど忘れてしまう

僕はもう、どんなこともわすれてしまう

決意のない明日

約束のない明日

居場所のない昨日

僕の今日はどこ

僕の今日はどこ?

ぼくの今日はどこ?


母親に捨てられた雨の日は鳴いた
今の僕はもう泣かない
ただ、君を忘れるために ぽかんと口を開ける
その雨が 口の中に 落ちるのを待ってる。

思い出が、君の色に汚されるのを待ってる。
絶望が、歴史を塗り替えるのを待ってる。

ただ 口をあけて
僕はずっと 口をあけて
ごくりと飲み込むために
ただ、世界の口を開けて。

声が出ないほど君をわすれてけぼり

2007年07月04日 04時45分43秒 | 駄文(詩とは呼べない)
さみしい
何を言っても 君に迷惑がかかるだけのような気がして

さみしい
何を言っても 僕の罪になるような気がして

さみしい
何かを言おうとするだけで 僕が失語症になるような気持ちに

言えない

何も言えない

君にはもう 何も言えない

さみしい

会えなく事じゃなくて

なにも 君に何も言えないことが

僕が語る言葉を 君に語る言葉を
全てが消されていく 僕の中の空の風が
すごくさみしい

僕の風景には
君はもう居ない

それがさみしい

声に出せない

息を呑んだままで

ただ空白に書き殴る

さみしい

僕はさみしい

僕は君を知らなくて

君が僕を忘れていく

置いて行かれる

僕は踏み出せない

僕は何も持たない

僕にはなにもない

さみしい。

ぽつんと。

ただ、僕のあしあと ひとつ