嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

経過と病理

2005年02月16日 23時07分23秒 | 駄文(詩とは呼べない)
疑わしい。
何もかもが疑わしい
何故か今、自分が外部について悩んでいる事
内部に深く沈降できない事
それ自体の病理の発症源が外部にある事
すべてがうたがわしい

どうやら僕は、何かを植え付けられる事によって
何かを盗まれたかもしれない。

…。

盗まれたのは時間だ。

最近、恐ろしいほど早く時間が経過している
誰かが、俺の時間を盗んだ。

だが、返してもらう必要は無いようだ。
俺は自分で時間を創り出せるから。

人は何かを犠牲にする事によって時間を得るだろうか

静かに言説を語る事
落ち着きを取り戻す事
その事によって取り戻される時間は
はたして誰の時間だろうか

宇宙を破壊しなくてはならない。
あと数年以内には。

残念だけど僕は神を許す気は無いよ

2005年02月14日 19時48分07秒 | 駄文(詩とは呼べない)
何が残念なのか。

許せないのが残念なのか
神が残念なのか
僕が残念なのか

それぞれが独立概念で
僕は何かで繋いだだけなのか

ガソリン代が高いのをブッシュのせいにするように
学校に遅刻したのをテロのせいにするくらいには
僕は自分の生を神のせいにしてもいいんじゃないかと、
そう思ってるんだけどね。

父と母が僕を産んだのを許せないのと同じくらいに
きっと僕はこの世界を作り出した神を許さないのだと思う

もし神がこの世界を作り出していないのだとしたら、
ますますもって僕は神を許さないのかもしれない

あるいはまた、聖書を配り続ける人達の愚かさを許さないのか。

世界を閉じる一歩手前に
活き活きとした 罪悪の泥海を泳ぐ鮮魚の新鮮味が欲しくて
僕は人魚の肉を食いたいのだろうか

この世界に絶望する人達が
この世界を壊す事が出来るように
僕は自分が生きているうちに
いくつかのヒントを、書き残しておきたいと思う

小さいよりも小さい事
大きさよりも小さい事
存在よりも小さい事

そういう引力があるように、
不安定な中空を堂々と渡る事で
道があるのかと錯覚するように。

聖書を火あぶりにするのと
魔女を火あぶりにするのは
どちらの罪が重いのだろうか。

神が世界を創った罪は
きっとこの世界の何よりも重いのだと思う。

君を許すよ。
だけど、神は許さない。

消えるような感情を罪悪感とは呼べない

2005年02月14日 17時09分10秒 | 駄文(詩とは呼べない)
僕を殺してくれる人を探しています
誰にもわからないように
誰かを必死で求めるように
誰でもない、自分だけの欲望で、
生きようと足掻く弱さではなくて
何かを手に入れる強さで

暴力的な欲望で
自分自身のために僕を殺してくれる人を探しています

そうすればきっと
今まで生きてきた事くらいは
何か一つくらい
許されてもいいんじゃないかって
かすかな希望のように思いこむ事が出来るから

自分を騙す嘘を探す為に
僕は誰かを捜している

僕は嘘を吐きすぎて
もはやなんにも騙せない

汚れた奇跡は要らない

嘘吐きの僕を騙す為に
誰かもっと
純粋な嘘で

生を許してくれ

誰かが用意した、あの幸せに似た黄色い光は要らない。

2005年02月14日 17時06分43秒 | 駄文(詩とは呼べない)
歪んでいるのは僕だろうか君だろうか
それとも僕や君が見ているこの世界なんだろうか

地図にない、どこにもない、誰も知らない、
奇跡の美しさに憧れて
僕は僕だけの迷路をひとりでぐるぐる回って
だからいつも溺れて叫ぶけど
その叫びが助けを呼ぶ声にしか聞こえないのなら
たぶん助けて欲しいのは君だろう

破れた、親切な、切実な、
誰かが肩に置いた冷たい手を払いのけて
僕はきっと
誰にも見えない絶望の道を
切り開いて進むから
だからどうか
だからせめて
だれも
だれよりも
救われないように
手を伸ばして
あくびのような溜め息で
吐き気をもよおしながら
ゆっくり
飽きるように
進んでいこうと思う

奈落への旅路は
完成される為に
美しい、透明な、光の死に憧れて

僕は束縛を逃れて
大きく踏み出すから
誰も知らない明日には
きっと奇跡が届くよ

暖かい空気の中で真っ白な絶望に憧れて
動き回るように死んでいく熱い死体が
遠くからこぼれるように
僕は、誰よりも深く死んでいきたいと思う

寂しい幸せは要らない
もっともっと二人で
手を伸ばそう

仕事する大人への手紙

2005年02月09日 17時04分14秒 | 駄文(詩とは呼べない)
やは!
はにゃです。

難しいね。たとえ一言の挨拶でさえも。
「やは。」とチャットで発言しただけで
「ああ~、はにゃさん今日も元気ないねー。」
と、少し年下な大阪の女の子に心配された時は
何かを見抜かれたようでドキっとしたのを思い出します。

仕事の都合で大阪に行った時、一緒に飯食いながら
1時間くらいその子と無駄話した事もありましたが
それで僕が悩んでいる何かが解ったわけではありませんでした。

その子が哲学系のチャットから離れ、
現実と向き合うようになってからは
電話をかけても通じなくなりました。
何故か着信拒否されてるようです。
そういえばその子も「哲学部屋のカリスマはにゃさん」
などと奇妙な事を言ってましたが。

ある意味であなたの予感は一つの法則を突いていると思います。
いつでも会えると思っていた自分の慢心を反省するというのは
きっとそういう事なんでしょう。

「一期一会って大切だよね」
と解ったフリをする知ったかぶりの一言とは違う。

僕が妙に鬱っぽい考え方をする事は
他人を傷つける一つの要素でしょうけど僕は実際のところ鬱ではありません。
悩み続けているだけだし、その一つ一つが自分にとって重すぎるだけであって
この程度で「僕って最近鬱っぽいの~♪」とおちゃらけて言えば
もっと悩んで手首を切ってる現代の中高生たちに申し訳ない。
中高生に限定するわけでもないし、
そういうふざけた発言を僕が今後言わないという話でもありませんが。

厳しい言い方をすれば、あなたが僕を言い当てている事は
あなたの中にある一つの欲であり偏見であると思います。
「弱々しい憧れのはにゃさん像」をあなたは見ているし
しかもその一つ一つの具体的な指摘が僕自身にも心当たりがある、
そういうところがとても大問題のような気がします。
あなたが細かに指摘する具体性を、僕は確かに潜在的に持っている気がするし
現にそのように振る舞っている自分を感じます。
決して言われた過去が見当違いって事ではないんです。
問題なのは僕がそれを拒否する事も「それは本当の僕じゃない!」と言い捨てる事も
全くもって今の僕には出来そうもないし、言葉は暴力的であるということです。

思想ベクトルがおかしな方向に向きそうなのでちと修正します。
んがぐっぐ。

僕は自分が何者であるのか、存在するのか、
そのような事を何年も何年も考えました。たぶん今も考えています。
そしてそれは例え他人が痛々しく感じる事であっても僕は考え続け、
そこで考えた事、感じた事、掴んだ事、わかったような気がする事、
それらをまわりに発信していかねばならないのではないかと思うのです。
自分の手首を切れば痛いのは自分ではなくて、それを見ている人です。
今の子供達はそれをよくわかっている。

「そそそ」の痛み、とでも言いましょうか。

例え言葉に出来なかったとしても、あれは大人への挑戦状です。
僕は大人になる事も子供であり続ける事もできはしない。
だから僕は思想的子供として、社会的大人の年齢で矛盾を抱えて刃向かうのでしょう。
僕は多分、あのまっすぐな子供の刃が好きなんだ。
「あなたはどうして死なないの?」と何の恥ずかしさも無く真っ正面から
大人に問う事が出来る子供の残酷さが好きなんだ。
裸の王様が裸である事を悪いとは言わない。
だけど裸である事くらいは言えるはずだ。

「辛くてもやりたくない仕事をして生きていかなきゃならないの!」
と怒りながら言う大人は、その言い訳で自分自身を説得出来ているのだろうか?
僕はその程度の嘘では自分を騙せません。

僕は今、もしかするとあなたを責めているのでしょうか。
だとすれば相手がおかしい。
僕の目にはあなたは大人らしい大人として映っていません。
僕は君から一生懸命背伸びする誠実さを感じるから。
子供のように盲目的な笑いの美しさを感じるから。

僕は君の事が嫌いじゃないです。
友達として好きなのかどうかはよくわかりません。
たぶん話しやすいから話してるんだと思う。
僕はお互いが話そうと思うならば、もっともっと話せばいいと思う。
あの終電をギャグ化する気持ちよさのような空気で。
だから君が図書館を地図で調べている行為がおかしいとは思いません。

僕も君とはもっと意味の強い話が出来そうな気がするから。
それは言葉の引力かもしれないし、
当たり前の人間らしさかもしれないから。

これは慢心なんでしょうか。
僕は常にあなたの側に居る都合の良い人ではない、
という見方で考えれば慢心なのかもしれない。
だけど都合なんてものは「今、時間はあるか」という程度の問題でしかない。
大事なのは話をしたいとお互いが思っているかどうかだと思う。
動機がシンクロしなければ会話が成り立たないのであれば
きっと僕らは会話しない友達になるんでしょう。
僕が友達を失うのが怖いと思うのは、そういうことかもしれない。
そしてまた、自分の声が届かなくなるのが怖いのか。
自意識と他意識の曖昧な境界が言葉の線によって
次々と二極化して乖離していく事が怖いのか。

鍋パーティーで友人が僕に強く主張して迫った事、
それは「死んだら話せなくなるから、死なないで下さい」という事でした。
そして僕の考えてる事がわからないと言っていました。
僕自身でさえ、自分が何を考えているのかわからないのだから
他人にわかってもらえるとは期待してないのかもしれないけど
「あなたの言ってる事はさっぱりわからない」と正面から言われるのは結構痛いです。

別な友人は逆に、僕の言ってる事や書いている世界をすごく感じているようでした。
このことに関しては、いつか別の形で語る機会が来るかもしれません。

すごくすごく遠回りをして、言いたい事の輪郭をなぞるのは
いつも切ないですね。
100万語並べたって、僕は今の自分の気持ちを伝える事ができないかもしれない。
だけどそれを諦めて黙るのはきっと何かが違う。
僕の今はどこにあるんでしょうか。
何故僕は自分の事を君に相談しているのでしょうか。
僕は追い詰められると面白い話が出来なくなる。
それがつらい。

誰かを笑わせていないと、僕はここにいてはいけないような気がする。
それもつらい。
だけどそれは僕だけがつらいんじゃなくて
みんなつらいはずなのに、僕は自分の話ばかりしている。
わかっているのに、やめられそうもない。
どうしたらいいのかわからない。
そして誰かが僕の為に僕を社会的に更生させようとすること、
そこに邪なシステムの怖さを感じる。
何故みんな、僕をネットワークに組み入れようとするのか
何故みんな、僕が孤独を大声で叫び続けるのを邪魔するのか
そしてこれが被害妄想と言われるのは何故なのか。

怖い。
義務感も責任感も怖い。
仕事が怖いんじゃない、何かを決断するのが怖い。
何かをわからないままし続ける自分が怖い。
消費社会、差異化の人生ゲームはそんなに面白いだろうか。
自分の予感に忠実な僕だから、予感が危険を告げれば全く踏み出せない。
僕は自分が面白そうだと思った時にしか行動できない。

僕という構築された観念は運動性があまりにもおかしい。

昨日、ある人から寝る前に電話がありました。
お互いに意味不明でつたない言葉で何かを感じあって
何も決めない、何かを求め合うような時間の共有が出来て
あの恥ずかしい時間が、許されたような何かが、
僕を誤魔化してくれるようで、騙し続けてくれるようで、
嘘で包んでくれるようで、消えそうな夢を壊したくないと思いました。

僕は狂っているでしょうか?
社会性のない、お金が嫌いな、何の役にも立たない人間は
やっぱり死ぬしかないんでしょうか?

笑っている人が好きです。
夢を追いかけている人が好きです。
遊んでいる人が好きです。

今が許されないならば、僕はいったい何を許されるのか。
宇宙の外に居る誰かに会いたくて
今はやっぱり、目を瞑る。
冷たい時の中に、何かの響きが、、、?

すいません、今はまだ、続きを書けそうにありません。
結局僕は言いたい事の1%も書けないまま、
この手紙を終える事になるのでしょうか。

問いは消えません。
なにかがおかしいままで、狂ったままで
ネジが狂った時計をはめて、ズレた1秒を刻み続けて僕の体はカチカチ動くでしょうか。
この異様な、不条理な世界を斜めに見て
僕はノコギリチャンネルを開くのでしょうか。

切手を貼ります。
僕の顔を描いたインチキ切手を貼ります。
大人のフリをしそうな僕へ届くように。

赤いポストに入れようと思う。
差出人不明の手紙は、もう僕には戻ってこない、そんな事を思いながら。

風を起こすために声がある

2005年02月08日 00時25分52秒 | 駄文(詩とは呼べない)
宇宙を閉じ込めたシャボン玉

ゆっくり膨らむシャボン玉

宇宙の外から声がする

僕はシャボン玉に心を入れ

少しずつ少しずつ膨らます

心が伝わる一瞬で

シャボン玉は壊れて弾けて

シャボン玉に映りこんだ光に無限の色を

はじける一瞬だけが

シャボン玉の光だから

透明な、あの透明な光だけが

僕らを繋ぐ永遠だから

永遠の一瞬のために

僕は宇宙の外が

どうしても知りたくて

だからもう

どうしてもどうしても

僕には新しい光が

今よりも短い一瞬が

どうしても欲しくて

すべてを超えて

僕は何度でも何度でも

1秒を引き伸ばして

君に手を伸ばすよ

壊れるときほど切実に 君の声が聞きたいよ

誰もいない宇宙の闇で

君の声だけが響くから

誰にも聞こえないように

遠くで叫んでくれ

6本足の妄想は好きですか?

2005年02月07日 18時25分07秒 | 駄文(詩とは呼べない)
つまり俺の一生は蟻塚のアリみたいなもんだということだね
まぁそういうことだね、アリの社会には階級とかあるらしいね
けど蟻塚が8メートルもあるとは恐れ入ったね
なんであんなにでかいんだろうね
いっぱいアリが住んでるからだろうね
じゃぁ俺の中にもアリがいっぱい居るって事かね?
お前の頭ん中にはアリばっかりだねぃ
そういうお前の頭ん中はどうなんだよ
俺の頭ん中には美女ばっかりだぜ
なんで美女ばっかりなんだよ、他にも何かあるだろ
美女以外は目に毒だろ
じゃぁさっきからなんでお前は俺の事ジッと見てんだよ

「……。」
「……(汗)」
「……ゴクン。」

まぁようするにさ、たった3行の文章中に宿る意味ってのは
たいていがその人の中にある妄想だと思うわけよ
同じようにたった30年の人生で見つける意味ってのは
たいていがその人の見続けた妄想だと思うわけよ
そもそも意味なんかあるのかね?
と聞けば3秒で無いと答えるだろうし
あるいは瞬き三つと共に僕は沈黙するだろうよ

「……。」
「……(汗)」
「……ゴクン。」

長い沈黙は要らない
隔離病棟も要らない
新しい文明も必要ないし
生きる理由も必要ない
幸せは要らないし
自由も要らないし
なにより世界が必要ない
なんでそんな寂しい事言うんだと聞かれたら
答える必要も無いけど僕は言うだろう

全部既にあるんだ

もうすでに、全部ここにあるんだよ
ただ、いま僕が感じてる事は
それらが一体なんなのか、あったとしても僕にはわからないということさ
僕が生まれる前からあったものを一体僕はどうやって理解したらいいのかね?
生まれる前から幸せだったとしたら、僕は一体どうやって幸せを手に入れたらいいのかね?

こんな幸せな戯れ言を言う馬鹿は死んだ方がいいかね?
俺はいつだって満腹だよ
もう食べられないんだよ
もう何も食べたくなんかないんだよ
過食でも拒食でも無いさ
通過しちまうんだよ

俺の事を人糞製造器って親父は呼んだね
さすがは俺の親父だと思ったね
クソったれな野郎さ
まぁ別に、だからどうしたもこうしたもないんだけどさ

俺は親父をジッと睨んで──

「……。」
「……(汗)」
「……ゴクン。」

だから多分そういう事なんだよ。
僕の人生の意味があるとすれば、それは僕が生まれる前の前提と
僕が死んだ後の歴史が勝手に決めるんだよ。
だから僕は自分の人生なんかどうだっていいさ。
そんなわけだから、君の話でもしようぜ。


「……。」
「……(汗)」
「……ゴクン。」

友達から電話かかってきたから、もう切るよ。

贅沢病で死ぬ一秒

2005年02月04日 21時24分02秒 | 駄文(詩とは呼べない)
ニセモノノ
ますますもってにせものの
コノホウケタセカイデ
わたしはなにをしようというのか
アタリマエノヨウニウマレテ
ながいながいみじかいいちびょうにもならない
ソンナジカンダケガアッテ
ぼくはもうつかれたつかれたと
オモイアガッテミナゲシテ
ますますぼくはだらくして
カラダハオモクテウゴカナイ
つまらないよつまらない
コノイチビョウワツマラナイ

中空にある光の粒が
様々な輝きを放って
複雑に散らばりながら
空気の方向が見えました

僕はちょっとだけにやけて
たぶん、透明な涎を垂らして
考えてるのか感じてるのかわからない笑顔で
きっと病理を微笑むでしょう

にせものの
ますますもってにせものの
ほんものの
ますますもってほんものの
あたりまえの
なけなしの
だれにもいえない
ぼくだけのひみつが
もうすぐこぼれだして
このうつわからあふれるように
こころだけがあふれるように
にくたいなんていらないね

壊れちゃえばいいよ
壊しちゃえばいいよ
生きるってたぶん、そんな程度のゴミのような物語でしょ?

一つの直線が
直線という幻想が
妄想を形づくって

まっすぐなこころが
むくなこころというげんそうが
じんせいをかたちづくって

だからきっと僕は

壊れちゃえばいいね
壊しちゃえばいいね
死ぬってたぶん、そんなていどの美しい物語でしょ?

ノコギリチャンネル

2005年02月04日 21時23分07秒 | 駄文(詩とは呼べない)
目で見る幻覚と
耳で聞く幻聴と
鼻で嗅ぐ幻嗅と
口で味わう幻味と
肌で感じる幻触と
言葉で伝わる幻語と
脳で想像する幻宇宙と
それらがギリギリと刻み続ける
心の臓器があったりするのだけど

ブラックホールの心が感じるのは
僕は心であり俺は脳であり私は言葉であるという厳密な境界は無く
また、マルチチャンネルが一つの統合された外部を語るという違和感
また、それを現実と呼んでしまう様々な虚構の嘘
そういったものに常に不条理を感じる主体という幻想が
そもそも僕を切断したりくっつけたり混沌を作り出しているのではないか?
という大きな疑問

つまり感覚チャンネルが開かれるたびに
自我同一性によって必ずしも統合できるとは限らないわけで
一つの感覚は一つのチャネリング世界であって
同時に全部を感じるからといってそれらが一つであるという安直な結論は
そもそもおかしいわけで
いったいなにを根拠に私は世界を同一化しているのか。

言葉によって知覚された嘘が一つの大きな虚構を語る時
我々が感じる混沌もまた、認識の境界線によって偽の理に切り分けられ、
バラバラに分解され、再構築されていく。

物語はそのように制約を受け、宇由を語らず
真実を語らず、何者をも語らず、外部を語り得ない。
意味の混沌は意味の海しか泳がない。
真実の混沌には成り得ない。

もう少し、手を伸ばして堕落の底へ
あと一歩、大きく踏み出して奈落の底へ
あるがまま、流されるまま、真実の光へ

新しいチャンネルを、開きたい。

わどやんとはにゃんのインチキトークショー開催!

2005年02月01日 17時55分59秒 | Weblog
来たる2/1火曜日、わど邸にてトークショーをやります。
タクシーの中じゃないです。東京ドームでもないです。
わど語を解読して芥川賞をゲットするチャンス!
はにゃ語に「なんでやねーん!」っとハリセン突っ込みするチャンス!
あじゃ鍋パーティも同時開催!っていうかそれがメインです、ええ。
鍋は20時頃からですがトークショーは随時開催!
「っていうかそれ単に雑談だろ。」という冷たい突っ込みも歓迎!

あ~、そだそだ。参加予定者の紹介をば。
あじゃさんのBLOGはここですのん。
抹茶プリンさんのBLOGはここでふでふ。
remmayaさんのBLOGはここでありんす。
誰が参加するかよケッ!という人もとりあえずクリックしてけれ。
あじゃさんは中国地方より来られるようなので貴重な機会ですですよ~!
参加出来ないかもしれないが行きたいかも。
という方がおられましたら
wordblow@goo.mail.ne.jp
または
hanya2004@goo.mail.ne.jp
にメール下さい。
下の方が返信は早いかも?

堅苦しいカチカチした会にする気はないので
思いつきや衝動でご参加下さい(爆)

※突っ込み用のハリセン、ピコピコハンマーはご持参下さい。
くすぐりまではOKですがプロレス技はご遠慮下さい。
特別な参加費は必要ありませんが鍋の材料費は割り勘です(笑)

どこか遠い国で、浮かんで消えた言葉。

2005年02月01日 04時58分24秒 | 駄文(詩とは呼べない)
いよいよもって
通る言葉と通らない言葉の間にあるものを

しっかり掴んで
消える言葉と壊れる言葉の、間にあるものを

なにげなく放たれて
差し込まれる言葉と、引き抜かれる言葉の、間にあるものを

遠く叫んで
届く言葉と、響く言葉の、間にあるものを

僕は嘆くだろうか
僕は見えるだろうか
僕は居るだろうか
僕はいつも僕だろうか

はたして僕は、あやかしの、ますます精一杯の
張り詰めた、なんのためらいもない、ありもしない、
僕であり続けるだろうか

答えはない
答えはしない
答えられもしない

だから僕が答えよう

僕は、ここで何かを言う
それが、僕の、言葉だと思う。
そんな言葉たちが

迷いが迷う時

2005年02月01日 04時49分35秒 | 駄文(詩とは呼べない)
迷いは何によって迷いとなるか
主と副によって迷いとなるのか
どちらでも良いから迷うのか
そうではないと思う。

自と他の境界で揺れ動き、
どちらの引力が強いかによって
迷いは迷うのだと思う。

自分の言葉と他人の言葉の
およそ中間にある言葉は
どちらの言葉への文脈的な結びつきが強いのかによって
流れは決定されるようにも感じるが
新しさを求める迷いは
確定空間から逃れる事によって
決定空間に退路を見出す。

あるいはまた、それは実際には迷うことなく
始めから決定されているとも言える。

ならば一体何を迷うのか
そもそも新しさとはなんなのか
新しさとは破壊による想像への衝動であると仮定する
現状の環境を破壊し
違う何かを想像出来る期待感への衝動

あるいはまた
現在地を遠くから眺める
展望台の蟻としての錯覚の悦楽

高い高い
遠い遠い
今、今、何かが
静止した空間と
動き出す気流の
間にある何かが
僕を僕を
どこかへ…?

もっと楽しもう。
迷う事を。悩む事を。

身震いする緊張感は、どこからやってくるだろうか。
緊張感を破壊する快楽は、いつからあるのだろうか。

迷いは迷わない。
迷いは迷う。
そしてまた、僕が迷う。