POG勝ち組への道!!

「楽燕カップ」というPOGをやっています。現在14年目に突入。

第9回楽燕カップ ドラフト回顧〜マクベイン編〜

2019年06月08日 12時00分00秒 | 第9回楽燕カップ ドラフト2019-2020

マクベインさんの指名馬はこちら。

 

 

 


☆自己紹介

多分楽燕カップ参加者の中では比較的若い方の30代後半です。

大分出身、福岡在住の独身です。

自分では競馬歴は浅いつもりだったのに、気づけばもう軽く10年を越えてしまいました。

ルールや規律に厳しい融通の利かない性格だと思われることが多いのですが、

・・・たまに壊れますw

 

 

 

 

☆指名コンセプト

出来るだけ主観に頼らず、客観的に見て走る可能性の高いプロフィールを持った馬を

可能な限り低い順位・少ない競合で多く獲得できるよう心がけています。

その為にメディアがその年に過度に持ち上げた馬ではなく、

どの年であっても高い評価を受けてしかるべき血統・可能性を持った馬を

シビアに見極めることが大事だと考えています。

あと、なぜか私は父ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系の馬と

相性が悪いので(稀に重賞級は出ても、二択で選ばなかったサンデーサイレンス系が

G1を勝つなど)、その辺りの馬は少なめにしています。

 

 

 

 

☆各指名馬について

〇1位

 モーソンピーク(ディープインパクト×モシーン)


私と妙に相性のよいヌレイエフを持つディープインパクト産駒です。

多分2度までならじゃんけんで負けても残っている可能性が高いと思っていましたので、

迷わず飛びつきました。

この母最初の牡馬ということで、そこがどうなるかは未知数ですが、

基本的に牝馬より牡馬の方が競走能力が高いのが普通ですし、

母は2500mのG1を勝っていることから姉から来るイメージより距離も持つと思います。

厩舎は大手ながらあまり牡馬クラシックのイメージがないですが、

本馬が牡馬の代表産駒になってくれればいいな、と思っています。

 

 

〇2位

 ヴァーダイト(ディープインパクト×クリソプレーズ)


マリアライトを筆頭に、上に多くの重賞勝ち馬を持つ名牝の産駒です。

キャロットの高額募集馬ですが、おそらく全姉の成績から晩成イメージがついたのか、

全く競合の気配もなく獲得できました。

種牡馬や性別の違いも関係なく活躍馬を出せる母の能力が最大の魅力ですが、

それだけ母の遺伝力が強いということで、マリアライトのように、

ディープインパクト産駒でありながら、重い馬場、時計の掛かる馬場を

得意とするようになる可能性も高いとは思います。

ですが、他に指名したディープインパクト産駒たちが力を発揮できない

条件で来年春のクラシックが行われた時のリスク分散の意味はありますし、

仮に父親似であれば、今年のような高速クラシックでは高いパフォーマンスが期待できます。

 

 

〇3位

 ヒメノカリス(ディープインパクト×ドバイマジェスティ)


アルアインなどの全妹で、競走馬デビューした三頭の兄姉は全て

中央で3勝以上を上げており、母は米国のダートスプリントG1の勝ち馬ですが、

子供は芝のマイル~中距離を主戦場にしています。

牝馬に出ると小柄になる血統らしく、本馬もPOG本の情報では420キロ台の

馬体重でしたが、ネットの情報では順調に馬体重を増やしているらしく、

秋までの成長が期待できます。

確かに早期デビューは有利かもしれませんが、9~10月に新馬戦を勝ち上がり、

11月の重賞を勝利さえすればクラシックへの賞金は十分ですし、

またそれくらいの芸当ができる能力の高い馬でなければ、

3歳春のG1勝利はそもそもおぼつかないのですから、決して早い馬でなければ

高い順位で指名してはいけない、というわけではないと思うのです。

 

 

〇4位

 サトノインプレッサ(ディープインパクト×サプレザ)


オーナーズ募集ということでマークは薄くなるだろうと、4位まで遅らせたことが災いし

母ラブズオンリーミーを痛恨のじゃんけん負け。

社台ファームとしても、そろそろサトノで大物を出せないとまずいでしょうし、

相当期待値は高いであろうと推測される本馬を指名しました。

母は欧州のG1馬ですが、生まれは米国、日本でもマイルCS3着があり、

日本向きのスピードの根拠は十分にあると思います。

ゲート試験は合格済みですが、トモがもう少し成長して欲しいということで

放牧に出ています。おそらくは8~9月のデビューになるのではないでしょうか。

クラブの良血・高額牡馬は仮にマイラーだったとしてもなかなかダービーには

行かずNHKマイルカップに行くよ、とは会員さんの手前言いにくいものですが、

大物馬主の個人所有馬であれば、調教師としてもそういう決断がしやすいのも

短いところ向きの母の仔としてはありがたいところです。

勿論父親似のダービー向きであれば、何の問題もないのですが。

 

 

〇5位

 ドゥーベ(ダイワメジャー×トゥーピー)


この辺りで夏から楽しめる馬が欲しくなり、指名しました。

母の産駒は牡馬に限って言えば4頭全て中央で3勝かつ重賞馬が二頭います。

母の繁殖能力の高さは証明済みで、かつ欧州向きの底力のある血統であり、

父がダイワメジャーであっても単純な短いところだけの馬とは

ならないのではないかと思っています。

すでに入厩済みで現在ゲート試験の練習中です。

少々怖がりな面があるという話が不安ですが、夏場は出走頭数が少なく

他馬を怖がるところがあっても何とかなりそうなレースが多そうなことが救いです。

そういうレースを勝ちあがりながら心身共に成長していってくれれば嬉しいです。

 

 

〇6位

 アドマイヤビアンカ(ハーツクライ×ライフフォーセール)


ダノンファンタジーの弟で、セレクトセールで2億円を超える金額で落札されました。

名前から一瞬牝馬かと勘違いしてしまいそうですが、牡馬です。

(ちなみに私はフローラ派ですが←戦争の原因)

今年はメディアがハーツクライ産駒をやたらと持ち上げた結果、

かなり大きなハーツクライバブルが起こっていましたが、全兄の成績のせいか、

それとも遅くなりそうだからなのか、皆様いつ消えるのか消えないのかと気にされていたところを

6位で思い切って単独指名しました。

本馬が高額落札されたのはダノンファンタジーがブレイクする前だったように、

馬の出来はかなりいいようで、私もPOG向きかどうかは疑問だったのですが、

これくらいの順位ならフルスイングの価値はありと判断しました。

 

 

〇7位

 アドマイヤメティス(ディープインパクト×シュガーショック)


ノーザンファーム生産のディープインパクト産駒、POG媒体の評価も高いながら、

母が米国G3勝ち程度では世界的良血が溢れるほどに存在するノーザンの中では

逆に埋もれてしまったのか、ここまで残ってくれたので指名しました。

…流石に重複はしましたが、やっとじゃんけん勝ちで来たので喜びも大きいです。

母方にはスピード溢れる米国血統がこれでもかと詰め込まれており、

むしろ、こういう牝馬にこそ欧州テイストの強いハーツクライ辺りを

付けた方がよかったのでは?という気もしないでもないですが、

高いスピード能力は桜花賞に向けて大きな期待ができます。

初仔ということで少々小さめですが、須貝厩舎はむしろこういう馬を

上手く走らせるのが得意な厩舎だと思っていますので、

来春に大きな花を咲かせてくれるのではないかと思っています。

 

 

〇8位

 ヴィアメント(キングカメハメハ×ダイワズーム)


前述のとおり、私は父ミスタープロスペクター系と相性が悪いのですが、

早期デビューの戦力を整えるため、あとできれば苦手意識を払拭できる可能性のため、

敢えてキングカメハメハ産駒の本馬を指名しました。

母は父ハーツクライに、米国血統豊富な母系、とバランスの取れた繁殖牝馬で

良駒を多く輩出しそうな予感があり、再びキングカメハメハを付けられているのも納得です。

既にゲート試験は合格済みで一度山元トレセンに移動しています。

順調に行けばデビューは7月前半くらいになるでしょうか。

 

 

〇9位

 ウォルフライエ(ディープインパクト×ニンフ2)


母は父がガリレオということで日本向きのスピードが足りないように思えますが、

ヨハネスブルグの妹でもあり母方はスピードに優れた血であり、

決してスタミナ一辺倒の母ではありません。

(まあヨハネスブルグという名前だけなら日本ではそんなにすごそうには思えなくても

米国三冠馬の祖父ですしね)

ネットでも情報は少なめですが、既に吉澤ステーブルWESTに移動したという話です。

このレベルの血統馬で池江厩舎所属馬がこの順位で取れるなら

アタックするべきだろうと思い指名しました。

とにかく情報が少ないだけに、いつデビューしてくれるのかも謎ですが、

春のクラシックで大きな仕事ができるだけの可能性を持ったプロフィールを

持っていることは確かと言えるのではないでしょうか。

 

 

〇10位

 エブリワンブラック(ブラックタイド×シュガーハート)


言うまでもなく、キタサンブラックの全弟という点が最大の売りです。

武幸四郎厩舎ということで、クラブ側も当然、確実に武豊騎手が騎乗しますよ、

という点もセールスポイントにしているのでしょう。

半兄にはオープン馬で重賞2着があるショウナンバッハがいることから、

キタサンブラックだけが突然変異的に現れた怪物というわけでもなく、

母の繁殖能力も軽く見ることはできません。

3歳デビューだった全兄と違い、すでに栗東に入厩済みで

こちらはデビューが早くなりそうなのが幸いするのか、そうでもないのかは

分かりませんが、少ない頭数から2年連続でクラシック参戦馬を出した

クラブの勢いも合わせると、賭けてみるだけの価値はある馬だと思いました。

 

 

〇11位

 ジュヌヴィエーブ(ディープインパクト×プラスヴァンドーム)


今話題沸騰中の中内田厩舎所属ということで、どうせもっと早く消えるのだろうと

諦めていたところ、何故かこの順位まで残っていたので飛びつきました。

半兄は仏クラシック勝ちという良血で(裏を返せばそれだけ日本適性が怪しいということですが)

本馬が日本での最初の産駒になります。

オークス向きのゆっくり目かと思いきや以外にも指名直後に栗東に入厩しており

デビューは意外に早くなるかもしれません。

ギャンブル指名ではあったのですが、想像以上に勝ち目のある

ギャンブルだったのかと密かにニヤニヤしています。

 

 

〇12位

 マルガリーテース(ディープインパクト×ストラテジー)


安定のディープインパクト×フレンチデピュティ肌の配合で、

兄たちは早期デビューすることが多かった信頼のPOG向き血統です。

今年のノースヒルズと言えばやはりキズナ産駒が話題になることが多いのですが、

こういう「計算の立つ」繁殖にはしっかりディープインパクトと交配しているあたり

流石に大手オーナーブリーダーは抜かりないと思いました。

こちらもすでに入厩済み、順調に勝ち上がって阪神JFを、

できればその先も目指してほしい期待馬です。

 

 

〇13位

 シャムロックヒル(キズナ×ララア)


昨年のセールでの低評価が何だったのかと思わされる、今年の2歳トレーニングセールでの

キズナ産駒の高評価。そしてディープインパクトの体調不良もあり、

一転社台グループがキズナに「ビジネス」の匂いを感じ始めても不思議ではないこの現状で

比較的少ない社台グループ生産のキズナ産駒を指名してみるのは面白いのではないかと思いました。

キズナはそもそも母20歳時、母の胎内で得られる栄養や、出産後の運動量などのマイナスが

当然となる中、ダービー馬になるほどの優秀な「遺伝子」の持ち主。

競走能力を上回る繁殖能力を有していても何の不思議もありません。

本馬の父方のストームキャットと母方の父タピットの相性がどの程度のモノなのかは

海外競馬に詳しくない私にはわからないのですが、米国のトップ血統同士の結合であれば

基本的にいい方に向かってくれるのでは?と期待しています。

既にゲート試験合格済みで、7月の中京あたりでデビューということになるのでしょうか。

 

 

〇14位

 ルフトシュトローム(キンシャサノキセキ×ハワイアンウインド)


初G1勝利は7歳ながら、産駒は2歳戦に強いキンシャサノキセキ産駒からも一頭。

やはり短いところの種牡馬は現役時遅咲きであっても産駒は早めに仕上がることが多く、

POGの下位指名候補にはありがたいと思います。(ロードカナロアのように

人気が過熱すると逆に指名しづらいのですが)

母方はウインドインハーヘア牝系の名血で、そういった点も考えると、

本質的には短距離馬だったとしても、若いうちはマイルへの適応も

十分可能ではないかと期待しています。

入厩はまだですが、調教師から声が掛かればいつでも行ける状態とのことで、

短距離~マイル路線で荒稼ぎしてくれるといいなぁ、と思います。

 

 

〇15位

 ストラテジーマップ(ディープインパクト×スウィフトテンパー)


母は米G1勝ち。日本で産んだ産駒は全て中央で勝っていますが、

これと言った大物は出ていません。

一つ上のブリッツアウェイも指名したのですが、こちらは500万下で3着が

今の所の最高成績です。

ですが、小柄な牝馬かつ、一時は競走馬になることも危ぶまれた姉が

しっかり2歳秋デビューかつ2戦目で勝ち上がっているのですから、

牡馬に出て、なおかつ現在500キロ弱と理想的な馬体重になっている

弟は姉を大きく上回る期待をしていいのではないかと思っています。

デビューは早くならないでしょうが、下位指名で大砲を狙うにしても、

最低限の母の能力が保障されており、かつ当たればデカい、

こんな馬こそを狙いたいものだと思っています。

 

 

〇16位

 アスターマリンバ(ネオユニヴァース×アスターヒューモア)


今年は馬名登録が済んでいない馬縛りだったこと、昨年度ダートグレード競走勝ち馬が

エクストララウンドから出て人気過剰になりそうだったことから、素直に

芝で走りそうな馬を探すことにしました。

狙いは「実績のある元社台スタリオンステーション種牡馬×地味だけど繁殖能力

のある母」で、上二頭が中央で勝ち上がっている本馬を選びました。

と言っても、兄はダート色の強い父だったとは言えダートで勝っており、

内一頭は交流重賞2着があることを考えると、芝・ダートどちらにも

可能性がある馬だと思います。おそらく芝の良馬場ではそこまで力を

発揮できないかもしれませんが、上手く条件が整えば意外な活躍を見せるかも知れません。

 

 

 

 

☆終わりに

第八回は第七回の低迷からは抜け出せG1も勝てたものの重賞がその一つだけでは、

評判馬が例年以上に順当に走った年ではトップ5位に入ることが出来ませんでした。

今回は例年以上に層が厚くなる指名を心掛け、前回以上の成績を目指し

現時点ではそれなりの手ごたえを感じています。

勿論目標は優勝以外に考えていません。

(でなければ指名馬やその関係者の方々にも失礼だと思うのです。)

皆様とは本当に長いお付き合いとなりましたが、これからもよろしくお願いいたします。

 

コメント (20)
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