皆様は、斉藤里恵さんという方をご存知でしょうか。
最近、メディアなどでも、たびたび取り上げられている、「筆談ホステス」という本を書かれた女性です。
彼女は、1歳10ヶ月で聴力を完全に失い、いじめやトラブルなどから、ぐれていた時期もあったそうですが、そこから立ち上がり、筆談術だけで、銀座のナンバーワンになったということです。
以前、それこそバブルの頃は、きっとお客様も豪勢で強氣な遊び好きの方が多かったのでしょうが、最近は世相を反映してか、癒しを求めていらっしゃる方が多いよう。
きっと、そんな方には、里恵さんの綺麗で優しい文字から紡ぎだされる温かい言葉が、心に染み入るのだと思います。
もちろん、話し言葉には言霊が宿っていますから、強いパワーもありますが、文字で言葉を見ることにより、心や脳(潜在意識)にも強く働きかけるのです。
そんな中で、「なるほど」と思ったのが、こんな言葉でした。
「難」の無い人生は、「無難」な人生
「難」の有る人生は、「有難い」人生
いろいろトラブルがあったり、思うようにコトが進まないと、無難な人生がうらやましくなります。
(私もそうでした・・・)
でも、難が有る「有難い」人生は、その「難」によって、氣づきや学びを得られ、人として成長する糧を得られます。
どちらが良い悪いではなく、私は、無難な人生も、有難い人生も、どちらも「あり」だと思います。
無難な人生の方は、難の有る方を助けたり、難の有る方は、それを乗り越える努力をすることによって、無難な人生に転じたりもできるはず。
こう考えると、日本語って、本当に素敵ですね☆