北海道中川郡本別町にあった本別駅は、根室本線の池田駅と石北本線の北見駅とを結んでいた全線単線非電化の旧国鉄池北線(140.0km)の一般駅として、1910(明治43)年9月22日に開業しました(開業時は網走線に所属)。
単式ホームと島式ホームの2面3線を有していて列車交換可能な有人駅でした。
古い木造駅舎は、本別町開基90周年の記念事業として第3セクター鉄道に転換後の1991(平成3)年9月に、コミュニティ施設を併設した新しい駅舎に建て替えられました。
本別駅が属していた国鉄池北線は、1987(昭和62)年4月1日の国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に引き継がれ、さらに1989(平成元)年6月5日に第3セクターの北海道ちほく高原鉄道に転換されましたが、2006(平成18)年4月21日に同鉄道が経営悪化で廃止されたことにより、本別駅も廃駅となりました。
<本別駅の年表>
・1910(明治43)年9月22日:旧国鉄網走線の一般駅として開業
・1912(大正元)年11月18日:線路名が網走本線に改称されたのに伴い、同線の駅となる
・1961(昭和36)年4月1日:線路名が池北線に改称されたのに伴い、同線の駅となる
・1982(昭和57)年9月10日:貨物取扱い廃止
・1984(昭和59)年2月1日:荷物取扱い廃止
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる
・1989(平成元)年6月4日:北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の駅となる
・2006(平成18)年4月21日:北海道ちほく高原鉄道が廃止されたことに伴い、廃駅となる
(駅 名 標)
(本別駅駅舎)
(左は硬券入場券:右は硬券乗車券)
撮影年月日:1988(昭和63)年9月2日、11月2日