長崎街道の宿場町-福岡県北九州市八幡西区：木屋瀬

Konoyase, Yahata-Nishi Ward, Kitakyushu City, Fukuoka Pref.

さてさて、8月12日も相変わらずの猛暑の1日となったのですが、この日はワタクシは一人で実家からちょっと遠出をして、
福岡県の北九州市へと向かいました。まず、朝の９時前に八幡西区の木屋瀬（このやせ）に着きました。


木屋瀬は小倉と長崎を結んだ長崎街道の宿場町で、かつては街道と遠賀川の水運で賑わったそうです。


長崎街道は『シュガーロード』とも呼ばれ、古くから長崎カステラ・佐賀丸ボーロ・小城ようかん等、
街道沿いにお菓子文化が発達したそうです。当時、砂糖は貴重品だったでしょうねぇ。


ワタクシは旧街道を歩き、かつての宿場町を訪ねるのが好きで、いろんな宿場町に足を運びました。
ただ、長崎街道の宿場町を訪ねるのは今回が初めてで、なかなか興味深かったです。


このお店、見るからに美味そうですよねぇ。もちろん朝の９時に開店しているわけはないのですが、
開いていたら入ってみたいお店です。とは言え、車ですから飲むわけには行きませんな。


まだまだ宿場町としての知名度は高くなく、あまり観光地化されてはいません。
でも、徐々に街並みの整備が進み、資料館なども建設されていました。


ワタクシなどは北九州市八幡などという言葉を聞くと、すぐに工業都市というイメージが湧いてくるのですが、
こういう落ち着いた街並みも残っているんですねぇ。


かつてこの街道を九州各地の大名が参勤交代で江戸に向かっていったはずです。
また、長崎にやって来たオランダ人、中国人の江戸参府や交易にもこの街道が利用されたことでしょう。


お地蔵さんは目の前を通っていくオランダ人や中国人の姿を、どんな思いで眺めていたのでしょうね。

使用したカメラ：5、7枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


私にとって「撮りたい」と思う被写体はたくさんあるのですが、その中で歴史を感じる街並みというのは、
すごく写欲をそそられる被写体です。そして、こういう街を訪ねるときは、ただ写真をとるだけじゃなく
その土地の歴史や風土を調べたり学んだりするのが、また楽しいんですよねぇ。


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