ローカル私鉄の存続を願う-福岡県北九州市八幡西区：木屋瀬

Konoyase, Yahata-Nishi Ward, Kitakyushu City, Fukuoka Pref.

さてさて、福岡県北九州市の八幡西区にやって来て、かつての長崎街道の宿場町である
木屋瀬（こやのせ）の町を、ワタクシは興味深く歩いていました。


この日（8月12日）、福岡の最高気温は37.2℃という猛暑日でした。朝の9時でも30℃近い気温になっていたでしょう。
歩いているだけで汗が吹き出て来て、自販機で購入したお茶をグビグビ飲まずにはいられません。


今思い出しても、今年の夏は本当に暑かったですね。お盆の時期の九州は猛暑が続き、連日猛暑日でした。
実家のお義母さんやお義姉さんは、「こんなに暑いのに、よく歩きなさるねぇ」と驚いていましたが、
家人は「いつものことやで」と笑っておりました。


ワタクシは暑いのがあまり苦にならないというか、暑さの中を歩いて汗をかくのが好きだという、
ちょっと変わったところがあります。とは言え、今年の夏の暑さはさすがに厳しいなぁと思いました。


あれだけ「暑い暑い」と文句を言っていた8月ですが、9月になって涼しくなってくると
夏が過ぎ去っていくことに対して寂しさを感じるのですから、人間って勝手だなぁと思います。


木屋瀬の宿場町から少し離れた場所に筑豊電鉄木屋瀬駅があるので、そちらに向かうことにしました。


筑豊電鉄は八幡西区の黒崎と直方市を結ぶ地方鉄道です。地元の人は筑鉄、あるいは筑電と呼ぶようですね。
ワタクシが子供の頃から鉄道が好きだったことは、よくこのブログにも書いていますが、
ワタクシはもともと国鉄が好きで、私鉄にはさほど興味が無かったんですよ。


しかし、最近はローカル色溢れる地方の私鉄にすごく心を惹かれます。ただし、多くのローカル私鉄は慢性的な赤字を抱え、
存続が危ぶまれているのが現状です。この筑豊電鐵も1974年をピークに利用者は減少の一途を辿り、
現在はピーク時の四分の一の利用者になっています。


なんとか日本各地のローカル私鉄が存続してほしい…旅に出るとそういうことを願います。
ただ、ローカル私鉄の利用者の中心は通学に鉄道を使う学生たちですが、少子化が進めば当然学生の数も減少します。
そう考えると、ローカル私鉄の存続はますます厳しくなっていくのでしょうね。

使用したカメラ：2、5、6、7枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


九州には長崎県に島原鉄道、熊本県に南阿蘇鉄道という魅力あるローカル私鉄があります。
しかし、島原鉄道は雲仙普賢岳の噴火で、南阿蘇鉄道は熊本地震で大きな被害を受け、南阿蘇鉄道は今も不通区間が残っています。
南阿蘇鉄道が全線復旧し、観光客で賑わう日が早く来ることを願っています。


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