松本春男の綾瀬市レポート(日本共産党元市議会議員)

2023年4月の綾瀬市議選で福田くみ子さんに
バトンタッチしました。

洪水被害を受けた比留川の護岸外側のコンクリート

2014年11月23日 | 水害・洪水対策

台風18号による蓼川や比留川の被害状況については、これまでブログに書いてきました。
比留川の新幹線近くでの溢水によって、河川や道路のジャリ石が畑に流れ込み耕運機などの機械が使用出来なくなりました。
農家の要求で、新幹線を挟んだ2箇所の畑の表土約5センチをフルイにかけて選別してジャリ石を取り除いて、新しい土を搬入する作業が人海戦術で行なわれました。

今回気づいたのは、新幹線近くの箇所で比留川から護岸を越えて水が流れた箇所での工事でした。
河川沿いの道はジャリ道ですが、護岸の外側を約50センチ幅でコンクリートで長く補強されています。
これまで河川からの溢水現場を見ていますが、一般的なイメージでは川から溢れた水は大きく膨らんで斜め下に落ちると思われますが、実際の現場では河川が満水になり護岸のブロックを越えた水は、護岸外側の真下にすごい勢いで落ちて土砂をえぐってしまいます。
今回の護岸外側のコンクリート補強は、今後越えた水がジャリ道を掘りかえさない予防対策です。
議会で何度も取り上げていますが、新幹線上流地域に調整池の設置と、タウンセンター区域の調整池の能力で雨水を蓄える能力が不足しているので、対応出来る調整池の追加工事を早急に行なわないと裁判問題になります。

、20数年前から、タウウセンター区域の無駄な橋の建設より、雨水調整池の適正な増強を求めて来ました

綾瀬市が私の指摘を受け入れて、まともな判断を行なっていれば、今回の洪水被害は小さくて済みました。雨水は上から下に流れますので上流地域の開発では下流域に被害を出さない対策を最低限行なうべきです。