県や市町村の行政視察は、無駄ではないかとご意見が市民からありました。一部の自治体の議会では、市民が議会を訴えて自治体に金銭返還の事例が有ります。綾瀬市議会では、常任委員会の行政視察は、隔年で遠距離・短距離で実施、議会運営委員会と基地対策特別委員会も遠距離・短距離で実施しています。各会派の行政視察は、政務活動費(会派1人当たり年間15万円)を使用して視察が行えます。
視察内容や時期を事前に各委員会で出し合って計画します。視察終了後は月に1回開催される全員協議会で、委委員長が視察しての意見感想などを含んだ報告を行います。
視察先の自治体からの説明と、参加した議員が質疑すると、事前にインターネット等で入手している情報と微妙に現実が違う場合があります。多くの自治体が外にアピールするときにバラ色に報告している場合があります。
過去に日本海側の原発自治体で話を聞いて不思議に思いました。建物行政は立派ですが、利用する市民の顔が見えませんでした。資料では立派ですが、施設に対応した市民利用が少なく感じました。補助金を受けて施設は建設されても利用する市民のニーズを考えての施設建設か疑問が出ました。他の自治体の施策を出されている発行物で判断すると、問題点が見えません。視察は相手の自治体を訪問して、説明を受けて疑問点などを確認することが大事です。