横浜中央市場 まぐろ問屋【八清】

まぐろ問屋八清は
「本当においしいもの」にこだわり、
新鮮な最高級の鮪を皆様にお届けしています。

市場でクリオネを入手しました!

2016年01月30日 | 市場の様子
おはようございます!横浜市場、マグロの八清です!!

本日、なんと市場で北海道は網走よりはるばる「クリオネ」を入手致しました!!
八清でまるでペットのように冷蔵庫で泳いでおります。
ご家庭ではどう飼ってよいのか?とふと疑問に思いまして、私なりに調べてみました。

<クリオネの家庭での飼育方法>

① 海水の交換
★ご家庭でクリオネを飼う際は、海水が必要です。
海水に溶け込んでいる酸素を、体表での皮膚呼吸により少しずつ吸収します。

1リットルあたり2匹を飼育している場合、2週間~1ヶ月につき1度の交換が目安です。
人工海水はあまり良くなく、天然海水や海洋深層水を使うようにしましょう。
海水は、オホーツク海の海水がベストですが、近くの海岸からペットボトルなどに
汲んできたものでも大丈夫のようです。4度以下に冷えた状態で交換しましょう。
変質しないうちに(3ヶ月以内に)使い切ることが大切です。


② 海水の水温設定
★“流氷の天使・クリオネ”はやはり寒いところが好き。

クリオネが生息する水温は、通常0~4度が適温です。
水温を設定できる水槽で飼育する場合は、5度以下に設定して飼育して下さい。
そのような水槽がない場合は、冷蔵庫の中で飼育・保管しましょう。
観察する際は、水温が10℃以上に上がらないように、絶対に出しっぱなしにしないで、
冷蔵庫から出す時間はせいぜい5分程度にしましょう。水温が上がると元気がなくなってきます。


③ 飼育する容器
★あまり狭いとストレスを感じちゃうよ!

クリオネは、1匹につき最低100mlの大きさの容器で飼育することが、
ストレスを感じさせない秘訣と言われています。
容器は、細菌の繁殖などを防ぐため、密栓できる容器を使用して下さい。
ペットボトルなどでも飼育する事ができます。


④ 餌について
★見た目のかわいさとは裏腹に、超肉食系! 共食いすることも…

通常の食生活では、貝殻のついた同種の【リマキナ】【ミジンウキマイマイ】
【クリオネヘルシナ】を「捕食」しています。(※このクリオネは学名【クリオネリマキナ】)
(この捕食の様子がすごいんです、「クリオネ」「バッカルコーン」で動画検索してみて下さい!)

これらの貝類はとても特殊な貝ですので、ペットショップなどで手に入れるのはほぼ不可能です。
これら貝類以外の餌では、動物性のプランクトンを餌にしている可能性もあるらしいので、
エビの幼生(イサザアミなど)を与えて飼育してみるのも良いかもしれません。


⑤ 飼育の仕方 まとめ
クリオネは生命力が強いので、一度捕食をするとしばらく餌を食べなくても大丈夫なようです。
(市場で仕入れられる状態ではもう自分で餌を捕食したあとなのかな?と解釈…。)
ご家庭で飼う場合は、水温にさえ注意していれば、餌は特に必要なく、
数ヶ月~1年近くは生きられるようです。

しかし!極限の食料不足などでは共食いすることもあるそうです。
(水中の生態系では、共食いは一般的であると言われています。
最大9割もの水中生物が、ライフサイクルのどこかで共食いに関与しているとのこと。)
ペットのクリオネ同士が共食いしないことを願います…。


八清のかわいいクリオネトリオ

以上、<クリオネの家庭での飼育方法>をお送り致しました!!

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幸せの鮪 株式会社 八清
 TEL : 045-441-8694
 FAX : 045-451-0988
MAIL: hassei@calls.ne.jp(左側"ブックマーク"内よりメール送信可)
公式HP:横浜市場鮪仲卸 八清公式ホームページ



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