みなさんに、たくさんのメッセージをいただきました。
ありがとうございます。
ずっとブログを気にして見て下さった方も、
本当に、わたし以上に心配してくださったことでしょう。
ご心配おかけして、ごめんなさい。
ありがとうございました。
らんちゃんが亡くなった日のことをすこし書いておきます。
28日の朝、いつもと同じ格好のらんちゃんでしたが、
前の日と比べて、完全に元気がありませんでした。
きょうはずっとそばにいよう。
そう思いました。
心音を聞いてみると、やはり前の日よりもゆっくりになっていました。
ななのように、泣き叫んだりはしませんでしたが、
すこしつらそうでした。
体も冷えていて、ホカロンを当ててタオルを掛けてあげても、
全然暖まりませんでした。
それでもときどき食べ物の方に目をやり、
口元へ持って行くと食べようとしました。
だけど喉の奥に入ってはいきません。
先生も往診にきてくださいましたが、
何もしないで、ただらんまるの様子を見てもらっただけで帰っていただきました。
夕方4時半ごろになると、ああ、いよいよだなあ、という表情になりました。
心音なんてもう小さすぎて、よく聞こえません。
最期の時はずっとそばにいましたが、いつが臨終だったのか、はっきりわかりませんでした。
顔の表情は、もう「絶えた」はずでしたが、足はその後も何回か動かしていました。
足が動かなくなって、らんちゃん!と揺さぶりましたが、
足が再び動くことはありませんでした。
そして、そのとき、山のほうで鹿が鳴きました。
この秋はじめての発情鳴きでした。
らんちゃんがさようならと言っているのか、
らんちゃんにさようならと言っているのか、
とにかくびっくりしました。
それが、午後4時53分でした。
翌日のらんちゃん。
静かな寝顔です。
生きているみたいでした。
お尻を拭いて、蹄を整えて、家畜保健衛生所に届けました。
車に入れるとき、重くて大変でした。
家保から帰ってきて、小屋を掃除しました。
病床の匂いは、らんまるの匂いではありません。
水できれいに洗って、ヒノキの木屑をばらまきました。
元の通り、寝床を高くして、らんまるが飛び乗る音を思い出していました。
いまはご飯とお水をたっぷり食べてもらっています。
わたしの体はらくになりました。
ときどき、うわっと泣いてしまいますが、
看病期間が長く、濃密な時間を過ごしたので、どこかで満足しているのかもしれません。
らんちゃん、ありがとう。