夢の話を聞かされることほどしらけるものはない、と思うのだけれど、
お気の毒ですが聞いてもらいます。
外はお祭り。
雑踏を逃れ、路地裏にある骨董屋に、連れのお客さんたちと何気なく入っていった。
古本屋のように狭くて妙に明るい入り口。
そこに立っていた背の高い紳士と目が合う。
あ、あの人誰だっけ。作家?
いやちがう。有名な建築家だ!
(誰かはわからない)
おとーさんに、あの人誰だっけ?と目で問うも気づかない。
店の中に入ると、古い家らしく、天井が低い。
中庭があってそこが明るいので、店内がやたらと暗い。
歩くと床がギシギシと音をたてる。
おとーさんはお客さんと二階に行ってしまったけれど、
わたしはギシギシ音がするのがいやでやめた。
アンティークのアクセサリーや、ミニチュアの骨董などを手にとって見る。
買う気はない。
建築家は店主に用事があるようだが、わたしたちが帰ってからゆっくり話をしたいらしく、立って待っている。
店内にラジオが流れている。
クマガイ某の特集だ。
ダザイやオウガイなら聞いたことあるけど、
クマガイって、誰だっけそれ?
たしか明治の文豪?
そのうち建築家に話しかけられる。
クマガイの話をしているらしいが、よくわからない。
ラジオの音もよく聞こえない。
ラジオを聞きながら建築家がわたしに言う。
「う~ん、クマガイのそういうところが、クマガイなんですよねぇ」
クマガイが誰だか思い出せないわたしは、
「はあ・・・。ラジオあんまり聞かないんでよくわからないですけど・・・」
と、ごまかす。(全然ごまかせていない)
これ以上話してると「クマガイ」を知らないのがばれてしまう。
と、そこへちょうどよくお客が入ってきた。
舞子さんの格好をしていて若く見えるが、竹久夢二の絵のモデルになったというおばあさんらしい。
水色の着物を着ていた。
しかしとにかく店内が暗すぎるので、
「ちょっと電気つけませんか?」
と蛍光灯の紐を2回引っぱって、目が覚めた。
ふう。
よかった。
ところで、君はクマガイについて、どう思う?
お気の毒ですが聞いてもらいます。
外はお祭り。
雑踏を逃れ、路地裏にある骨董屋に、連れのお客さんたちと何気なく入っていった。
古本屋のように狭くて妙に明るい入り口。
そこに立っていた背の高い紳士と目が合う。
あ、あの人誰だっけ。作家?
いやちがう。有名な建築家だ!
(誰かはわからない)
おとーさんに、あの人誰だっけ?と目で問うも気づかない。
店の中に入ると、古い家らしく、天井が低い。
中庭があってそこが明るいので、店内がやたらと暗い。
歩くと床がギシギシと音をたてる。
おとーさんはお客さんと二階に行ってしまったけれど、
わたしはギシギシ音がするのがいやでやめた。
アンティークのアクセサリーや、ミニチュアの骨董などを手にとって見る。
買う気はない。
建築家は店主に用事があるようだが、わたしたちが帰ってからゆっくり話をしたいらしく、立って待っている。
店内にラジオが流れている。
クマガイ某の特集だ。
ダザイやオウガイなら聞いたことあるけど、
クマガイって、誰だっけそれ?
たしか明治の文豪?
そのうち建築家に話しかけられる。
クマガイの話をしているらしいが、よくわからない。
ラジオの音もよく聞こえない。
ラジオを聞きながら建築家がわたしに言う。
「う~ん、クマガイのそういうところが、クマガイなんですよねぇ」
クマガイが誰だか思い出せないわたしは、
「はあ・・・。ラジオあんまり聞かないんでよくわからないですけど・・・」
と、ごまかす。(全然ごまかせていない)
これ以上話してると「クマガイ」を知らないのがばれてしまう。
と、そこへちょうどよくお客が入ってきた。
舞子さんの格好をしていて若く見えるが、竹久夢二の絵のモデルになったというおばあさんらしい。
水色の着物を着ていた。
しかしとにかく店内が暗すぎるので、
「ちょっと電気つけませんか?」
と蛍光灯の紐を2回引っぱって、目が覚めた。
ふう。
よかった。
ところで、君はクマガイについて、どう思う?
こんな面白い話題持ち出してくるんだもの。
クマガイには憧れ感を感じませんでしたか?
クマガイはズバリ、かおりさんの男性原型(アニムス)
統合された人格へ至る導きとみました。
しかし、どうクマガイに向かい合えばよいか、現状ではわからず、
古い(若い)女性原型の年取った舞妓さんが邪魔に入った(助けに入った?)のかもしれません。
なにか、ステップアップする前兆じゃないでしょうか?
あたるも八卦、あたらぬも八卦
ほかにもっと面白い解釈があるといいですね。
この日記にはぜったいコメントつかないと思ってました^^
クマガイには憧れは感じません。
とにかくその有名な建築家に「クマガイも知らないのか」と思われるのが恥ずかしくて、とても緊張していたように思います。
ついでに、「竹久夢二のモデルになった舞子さん」と紹介された時も、「ああ、あの有名な」みたいな顔をして知ったかぶりをしたような気がします。
まあでもステップアップする前兆だとおっしゃるなら、そこだけ頂きます^^
明治の文豪じゃなくて、
知名の文豪??
知りませんでした。脱帽でございます。
同じジャンルのクマOOさんとOOガイさんの事を、
ウッスラと知っている人が居たとします。
或るときこの二人と同じジャンルの第三者の話になったとき、
「『あ~!クマガイさん』でしょ?!知ってる。。」
って、茶夛母が良くヤリマス。
具体例は忘れてしまいましたが、例えば「千葉晋作」とか?
何か、居そうですよね?居ないんだな~・・・。
かおりさんの話を読んで、私はこう感じてしまいました。
でもやはり「クマガイ」は、教科書に出てくるような、文語体で書くような作家でなければならないのです。
茶夛母さんがよくやるというの、わかる気がします^^