私たちは、どんな人のことを、「間抜け人間」と評するのでしょうか。
- 仕事にばかり熱中し、社会性がない間抜けな人
こういう「おたく」が、多いですね。
ただし「物作り」日本は、こういった人たちによって支えられてきた、という一面を忘れてはいけないようです。
- 社会性があるけれど、何もできない間抜けな人
こういう「調子者」も、これまた多いですね。
ただし空気を読む人も世の中には必要なんです。
さて、あなたはどちらですか。
いや失礼しました、間抜けの中の「おたく」か「調子者」かを問うているようで、まことにもうしわけごぜーませんですだ。別に、あなたが間抜けだという意図はなかったのですが・・・・・・
まるで中国・韓国のような、あるいはブッシュのような二者択一の質問でしたか(笑)。
まぁ「間抜け」ではないでしょうが、実際の所
どちらか一方というわけではなく、自分にはどちらの要素もある、と思うのがごく常識的でしょうか。
ヒッピー(タイプ)のプログラマが正しいことを適当にやりがちなのに対して、コンピュータおたくは間違ったことをきちんとやる傾向があるのだ。:P.45 コンピュータ帝国の興亡(上) ロバート・X・クリンジリー 薮暁彦[訳] アスキー出版局
かなり前(1990年代か)に出版された書籍からの引用です。
- 正しいことを、いいかげんにやる
- 間違ったことを、きちんとやる
どちらがいいのでしょうね。様々な意見がありそうです。
- 正しいことを、きちんとやる
- 正しいことを、いいかげんにやる
- 間違ったことを、きちんとやる
- 間違ったことを、いいかげんにやる
何が「正しい」「間違っている」かは別として
普通の人は2.か3.あたりでしょう。
一番多く見られるのは「3.間違ったことを、きちんとやる」人であり、日本では推奨されることが多いでしょうか。どんな「間違った」指示を出せるか、それが組織あるいは上司の役割なんでしょうね(笑)。
ただし本人も上司も、それが「間違っている」とは思っていないはず。しかし外部から見ると、どこかおかしいのですが、人間は「甘いニンジンという名の金」の魔力には勝てないのでしょうか(笑)。
ごくまれなことですが。1.や4.もあるでしょう。皆様の周辺には、どんな人がいますか?
もしも「何が正しいのか」「何が間違いなのか」を考え始めたら
それは立派な「進化」にちがいありません。
私の考えでは
「善悪」を決める最大の要素は、そこの「宗教」に違いなく、特に独裁政権は、これを利用して支持を上げようとします。庶民はみな簡単にその罠にはまってしまい、そこから脱出するのは容易ではありません。
自分たちの社会の「仕組み」「宗教」に気づかないまま、「自分こそが一番正しい」と信じ込み、それに異論をもつ人たちを独裁政権やいびつな社会の求めるがままに弾圧し、それ以外の価値観を否定するでしょう。「自分は何も間違ったことはしていない」、と信じて。
この例が私たちの近くにあるのでした。
中国・北朝鮮・韓国・ロシア
ですね(笑)。
リーダーシップがある、ように見えますか。実際はまったく逆なんですがね・・・・・・。
そこで人は、「法律」でこの対立を乗り越えようとします。
今のところ、「中国・韓国が法治国家である」という証拠は、どこにもみられません。
『米つきバッタ』の解説
米つきバッタとは人に頭をペコペコ下げる人を嘲うときに使う言葉で、そうした様が米つきバッタに似ていることからきた例え言葉である。米つきバッタは第三者が嘲う場合・自嘲する場合の両方に使われる。ただし、米つきバッタの言葉の裏に「媚び諂う(こびへつらう)」「お調子者」といった意が含まれており、腰の低さを褒める場合には使われない。:日本俗語辞典
どうも「調子者」は
いい意味では使われていないようですね。
ただし私は上述の通り、どうしても世の中に必要なのがこの「調子者」だと考えております。
尤もそんな人ばかりでも困りますが、社会の多様性から考えて、欠かせないのです。
日本は、「多様性」の観点から、アジアの中では最も健康的な地域の一つであり、むしろその欠点さえ見えてきますね。
しかし中国・韓国が多様性を欠き客観性などまったくないのと比べると、異様とも思えるほどなんです(笑)。
さてさて、皆様はどう思われますか。