ますます反米色を鮮明にしている北朝鮮。その裏には、ロシアのロケット技術を導入するのと引き替えに、有事に金正恩一家を亡命させる企みがあるようで、その資金は北朝鮮から中国への石炭などの資源を輸出することで得ている、と私はにらんでおります。
いくら
大気汚染悪化に寄与しているとは言っても、中国共産党政府が、安い北朝鮮の石炭資源を手放すはずがありませんし、統計数値などいかようにでも「ねつ造」できますね。
中国・北朝鮮がペテン・だまし・パクリ・でっち上げ・ワイロ・偽造に長けた国家であることを、もういちど思いだしたほうがいいと思われます。
さらに安い人件費で「こき使える北朝鮮からの労働者」は独裁国家である中国やロシアにとっては、この上ない魅力なのでしょう。
このように
北朝鮮を利用している中国やロシアが、アメリカが何と言おうとも「そう簡単に北朝鮮制裁を強化する」はずがありません。
また
さまざまな抜け道を用意して制裁に消極的である中国・ロシアを、北朝鮮が利用しないことも考えられません。背景に中国・ロシアがついていると思わせることが、国家の最大の目標になっているようで、有事の際の亡命策まで考えています。
問題は、北朝鮮の思っているとおり「有事に中国・ロシアが味方になってくれるかどうか」であり、今まで通り朝鮮半島が「独裁国家とアメリカとの緩衝地帯」であり続けるならば、形態はどうでもいいのでしょう。
似ている北朝鮮と中国(北朝鮮が中国そっくり)。
北朝鮮
マレーシアで自分勝手な主権を編み出し、これを非難されると主権を侵害されたと叫び「断固としてこれに対抗」とします。
中国
南シナ海の埋立てで自分勝手な主権を編み出し、これを非難されると主権を侵害されたと叫び「断固としてこれに対抗」とします。
両方に共通しているのは
- 周辺に関係なく、一方的に主権を主張する
- 反発によって「前提となるその主権を侵害されたら」さらに強硬になる
という手順
「勝手な主権主張」と「それを前提とした反発」
というもの。
少しでも物事が分る人ならば、「その前提(勝手な主権)が間違っている」とすぐにわかる「偽りのテクニック」でしたが、言論統制されている内部の人たちは、それに対して疑問をもつことさえ許されていません。よって「やらせ」の演出もあいまって「そうだ、そうだ」の合唱となります。
周辺国が決して認めないような自分勝手な論理を編み出し、それへの反発があれば「まるで勝手な論理が正当であるかのように『主権を侵害された』」とする、ムチャクチャな論理ですね。こういうのを許しておくと、何を言い出すか分からないのが独裁国家です。
北朝鮮では
- あやしげな「主権」とか「自主権」が飛びかい、中国・ソ連から遠ざかろうとして「主体思想」なるものさえ強調する時代もありました。そもそも「主体」で「自国の存立意義」を強調せずにはいられないところが独裁国家らしいところです。
- 韓国の金正恩斬首(ざんしゅ)計画は、あくまでも北朝鮮の挑発に対抗するだけのものであり、韓族同士の醜い口撃合戦にすぎず、あくまでも親北路線を続ける左翼政権としての「本気度に疑問」が残ります。いつでも「そういう意味ではなかった」と言える用意をしているのです。
- この地域の韓族たちは、一色に染まらないと不安で仕方がないらしく、日本でも朝鮮総連職員が多数押しかけて暴力行為に走ったことがありました。もちろんこの時、先に自分たちが暴力を受けたとする声明を出しますが、長年の虚言癖と一色願望から、これに「本当なのかと疑問もつこと」さえ許されません。
- 私はこの「虚言癖」の指摘と自分自身への「警告」の両方を主張しています。というのはしばしば「虚言癖」を指摘しないまま「警告」だけをする北朝鮮労働党日本支部職員ではないかと思われる日本人たちをたくさんみてきたからなんです。この人達には、どんなにひどくても北朝鮮の恥部を決して指摘できないという致命的な弱点がありますね。←「そんな気がするホクロがひ~とつ」の政党や、反米に走る沖縄知事もみられます
北朝鮮の中国向け石炭輸出、ミャンマー迂回試み挫折:朝日新聞 2017年9月4日
北朝鮮が石炭を中国へ輸出するのに
「北朝鮮→ミャンマー→中国」という迂回路を利用しようとしましたが、ミャンマー政府が「圧力」によってでしょうか承諾しなかったようで、今のところ失敗しています。
北朝鮮は「ペテン・だまし・パクリ・でっち上げ・ワイロ・偽造」に長けた国らしくいろいろなことを考えていますね。
ミサイル発射も、ロシアはウクライナの仕業だとしますが、私の見るところ、「有事の際の金正恩一家亡命との引き替えで北朝鮮はロケットエンジンの支援をロシアから受けている」とみています。それ以前に、背景にロシアがいることを巧みに利用して対米ののしりを続けており、そこに微妙な中ロの対立を利用しているとも言えます。これまた韓国同様の瀬戸際外交・バランサーであり、地政学的に骨の髄まで染みこんでいる韓族の「やむを得ない処世術」でした。
つまり、「石炭を中国へ輸出して得た金を、エンジン提供とともに有事の亡命先としてのロシアへ回している」、という疑惑です。
「金正恩の時代、確実に終わる」北朝鮮元公使が会見:朝日新聞 2017年1月26日
金正恩を呼び捨て、滅亡説も・・・「北」の現状:週刊朝日 2012.1.24
前者は半年前、後者は5年前の、記事ですが
北朝鮮から韓国へ亡命した元北朝鮮公使が「北朝鮮国内で政府に対する反発が高まっている」としています。多分ほんとうでしょうが、そう言わされているとも受け取れます。
それにしても、当ブログでは、北朝鮮や中国関係では朝日新聞からの引用が多いような印象です。北朝鮮関係では朝日新聞の記事が多いので、これまたやむを得ないのでしょうか。
さてさて、皆様はどう思われますか。