組織としての結束は、「外から」ではなく「中から」崩れ始めるのでしょう。
- 日本で民進党の内部から離党者
- 日本で自民党の内部から反逆
- アメリカで共和党の内部から異論
- 中国で共産党の内部で粛清・・・・・・どんな理由であれ反発すると失脚
- 北朝鮮で為政者の内部で処刑・・・・・・異を唱えると即座に排除される
偽装「準独裁国家韓国」が、中・朝と異なる路線を歩むことは不可能なんです。このあたりを勘違いしている日本人が多いようです。
しかし独裁国家以外の「フツ-」の国ならば
- 一枚岩の結束を誇っているほうが危ない
- 「避けるべきと思われる混乱のほうが多様性をもち健全」なのかも
つまり
- 上下院・衆参院で同じ党が過半数を占めるほうが「危険」
- 上下院・衆参院で異なる党が過半数を占めるほうが「健全」
なのかも知れません。
残念ながら「ねじれ」現象が混乱をもたらすはず
という人なら決して賛同しないだろう意見でして、大胆ですね。
これは次のような「信念」に基づきます。
多くの人が、自分と異なる意見をもっているはず
つらいようですが
多様性を言論で乗り越え、しかも「どちらがどういう理由でよりマシか」を判断する仕組みにこそ主権在民の意義があると思うのです。
中国・朝鮮半島のような独裁国家の場合には
独裁国家らしく一枚岩を誇るのでしょうが、自己確立のためとしか見えない他者や他国を否定する『うぬぼれ』では「未熟」過ぎ、「成熟した大人(おとな)国家」とは言えないのですね。
小学校高学年あたりの頃に多く見られようですが、「一部を知っただけで全てがわかった」と信じこむ『うぬぼれ』を思い出した人も多いでしょうか。
この頃の教師も
- その頃の子どもの『うぬぼれ』を否定してまで「やる気」を失った子どもにするのか
- たとえ勘違いでも子どもの『うぬぼれ』を肯定してやって「やる気」をもたせるほうがいいのか
と大変だろうと思います。
普通の国家では
子どもにしか見られない『うぬぼれ』ですが、独裁国家ではむしろ、大人を含めた国民一般の『うぬぼれ』を利用して政権維持を図ろうとしている
ように見えます。
東アジアを見渡せば
- 北朝鮮のマスゲームのように、異論を排し一色に染まるのを好む国が多くみられ、ロシアのプーチンも、北朝鮮の金正恩も、中国の習近平も、いくぶんかはマシと思われる韓国の文在寅(ムン・ジェイン)も、もう論外ですね。
- ただしこれらの首脳がもしも失脚すると、もっとひどい首脳が現れるかも知れないというのが、異端者を退けようとする時に歯止めとなりそうです。社会全体や国全体が向上するしかないのであって、この点で中国共産党や朝鮮半島をみると分りやすいですね。分りやすいからと言って対応も簡単だとは言えませんが・・・・・・。
- 米上下院を支配している共和党の身内からも、大統領に対して「それは論外」という声が聞かれ、ほとんどの民主党員も反トランプらしい。きっとトランプもいいおっさんなんでしょうが大統領の荷は重すぎたようで、一刻も早く退陣するほうが多くのアメリカ人の幸せにつながりそうです。
- 沖縄では「知事も2紙も、沖縄本島の庶民の多くも、同じものの見方」以外を徹底排除しており、中国・朝鮮半島そっくりとなっていてかなりアブナイ状態です。翁長もきっといいおっさんなんでしょうが知事の荷は重すぎたようで、一刻も早く退陣するほうが多くの沖縄人の幸せにつながりそうです。
もしも人に自由意志なるものがあるならば
- 全会一致よりも、「7-3」「8-2」くらいの比率で反対者がいるほうが健全なかも知れません。
- この線で言えば、自由意志があるなら「10-0」という比率の全会一致は、不自然だと言えそうです。
- しかし全会一致が不自然だからと言って「法的に全会一致を無効」とするならば、恣意的に「反対者をだす」ことで「9-1程度で有効にもちこもう」とする全会一致を回避する戦略も想定され、ことほど左様に「有効とする賛否の比率」を決めるのは難しいものです。
- 一般的には「半数以上の原則」が、「大切な場合には2/3以上の原則」が適用されますが、「どんなことでも全会一致で決める」かどうかを見ていると、その国の状況がよくわかるもんです(笑)。
- 様々な形態がある「拒否権」には、やむを得ない面もあろうかと思いますが、かえって局面を複雑にしているような気がします。
「何を言うかではなく、何を言わないか」や「全会一致に頼りすぎる国かどうか」などを読み解いていると、おもしろいほどその国の実情がわかってきますよ。
そういえば
一方的に何でもかんでも禁止してきたトランプ大統領令がことごとく否定されたため、2017/09/05には「オバマ大統領令DACAを憲法違反で否定し、対策を議会に求めた」のは確かに大きな変更でした。
更新を延々と続けられることが移民法や米憲法に違反すると考えたのでしょうか。
DACA:Deferred Action for Childhood Arrivals
ことごとく裁判所で否定された印象が残るトランプの大統領令でしたが
この新しい「議会に責任を転嫁する」大統領令が、かつての大統領令を否定できるかどうか、それともそういう大統領令が憲法に違反するのか。
あくまでも立法化は議会にあるようですが、今回の大統領令を違憲だとする議会の決議を大統領が拒否権を使って否定すれば、どうなるんでしょうね。
それぞれの権限を認めようとすると、こういった矛盾があるもので、どうなるか見ものです。
さてさて、皆様はどう思われますか。