たとえそれが、事実であろうとも、なかろうとも、誰にも醜聞があります。ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも提示しています。
この危機にあって
朝鮮半島の未来を論じる気配などまったくなく、ひたすら自党の利益を優先して「汚い言葉で相手の党を批判」するだけの韓国政界を見ていると、「もののあはれをもよほす」次第でございます。
朝鮮半島をみていると
- こんな程度の政治家が、こんな程度の民意を生んだのか
- こんな程度の民意が、こんな程度の政治家を生んだのか
のどちらが正しいのか分らなくなってきます。
もちろん私が他国のことを言う場合、自国である「日本ではどうなのか」に思いを寄せていることは言う迄もありません。いちいち言うことはないので、今後は付け加えないことにします。
ちょうど文大統領が国連総会へ出かける頃のニュースです。
なお、今回の国連総会には、たしか中国・ロシア・インド・ミャンマーなどの首脳が出席しないとのこと。
北朝鮮とアメリカの徹底的な対立が見られる今だというのに、それより優先する国内事情があるらしい・・・・・・。
中国では共産党大会が2017/10/18から始まるらしいのでその準備などで忙しいのでしょう。ロシアの場合、北朝鮮との裏取引を詮索されるのを嫌ったのかも知れません。
トランプ(アメリカ大統領)が国連演説をしたようで
2017/09/20 03:00現在、日本の各紙(毎日・読売・朝日・産経)などが取りあげていましたが、韓国紙の日本語版や沖縄2紙では取りあげていません。ただしその後、変わっているかも知れません。
韓国政界の混乱を示す記事を見つけました。
北朝鮮危機:「まるで旧韓末」 米国にすがる韓国与野党:韓国朝鮮日報日本語版 2017/09/18 09:43
極めてまれなことですが
韓国でも、こういった自国の恥部に踏み込むことができるようで、これを活かすことができればひょっとしたら韓国にも明るい未来があるかも知れません。
しかし残念ながら「言うだけ」に終わりそうで、「改善が禁止された社会」でこういったことが実現するとは思われません(笑)。
記事で、「まるで旧韓末」としていますが
(1)「旧韓末」とは、「韓国」「北朝鮮」のいずれのことか。
(2)「旧韓末」とは、「楽園」「最悪」どちらの意味なのか。
後者の(2)ではつぎの2つを想定できます。
- 韓国の現在を牛耳っているとされる旧両班がいつも言う通り
「楽園だった李氏朝鮮時代を日本に踏みつぶされた」と。
身分制度を廃止されたため、自分たちが軽蔑していた庶民と同じレベルに落とされたことを100年経過しても恨みに思っているようですね。
そりゃそうでしょう、搾取する立場の人間ならきっと身分制度があった時代のほうが「楽園」だったと言いたくなります。
しかし韓国の今のほうが、100年前よりもずっとずっとよくなっているはずで、それは自分でできなかった「身分制度の廃止」による健全化でした。
- 国は荒れ放題で売官のし放題と、末期的症状だった
これが「最悪の国」状態の意味です。
ということで、この記事の「まるで旧韓末」の場合
- 韓国が「楽園の状態」・・・・・・それはあり得ない
- 韓国が「最悪の状態」・・・・・・そうかも知れません!
- 北朝鮮が「楽園の状態」・・・・・・それもあり得ない
- 北朝鮮が「最悪の状態」・・・・・・そうかも知れません!
一体どれを意味しているのでしょうね。
ご存じの通り今、韓国では2017/05/10(4ヶ月前)から
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任し、弾劾・逮捕された保守派の前大統領朴槿恵(パク・クネ)に代わって、親北左翼政権が誕生したのですが・・・・・・
元気のいい大統領選挙時に比べてかなりトーンダウンし、大統領になれば最初に北朝鮮へいく、などの公約を果たせず、北朝鮮に呼びかけても「なしのつぶて」、それどころか前大統領朴槿恵(パク・クネ)ほどではないにしても北朝鮮から汚い言葉を投げかけられ、なおかつ「対話を拒否する北朝鮮に対して対話を呼びかける」あまやかしぶりで、実に危うい政権維持が続いています。
韓国の現在、「共に民主党」は与党ではあるものの、国会で過半数を得ていない不安定な運営を迫られているようで、野党の協力なくしては前へ進めません。
きっと反対勢力がない一党独裁の中国・北朝鮮がうらやましいことでしょう(笑)。
しかし
(与党の)共に民主党の秋美愛(チュ・ミエ)代表が、(野党)自由韓国党(ハンナラ党→セヌリ党→自由韓国党と改称されたらしい)の米国に対する戦術核要求について「事大外交」と非難しているようです。
つまり
現在の与党左翼政権「共に民主党」が、アメリカに追随する野党のことを「事大外交」
と非難するのですが
自分が目指している「北朝鮮・中国」追随もまた「事大外交」
ではないかと思われます。つまり韓国政界では与野党とも
自分のことを棚に上げ「相手が事大外交(事大主義)」だと非難しあっている
言い替えると、
韓国では与野党ともに、自分だけは「事大外交(事大主義)」ではないと思っているようですが、外部から見るとまちがいなく、韓国の与野党が共に昔から事大外交(事大主義)でした。
これに気づいていない韓国与野党の姿勢が視野狭窄症(しやきょうさくしょう)ですね。
朝鮮半島諸国が事大主義なのは、宿命のようなもので
- かつてもずっとそうだったし
- 現在もそうだし
- 今後も永遠に変わることがない
きっと何か
ほんのちょっとした違いがあり、それを根拠にして言っているのでしょうが、茶道・三味線(三線)・華道などの諸流派などと同じで「ちょっとした違い」を、自分たちの利益を確保するために、針小棒大に取りあげているだけなのでしょう。
与党左翼政権「共に民主党」も
親北朝鮮路線をあきらめかけているようで、少なくとも6月の訪米ごろには反北路線に走りかけていました。北朝鮮が韓国の左翼政権を軽んじ過ぎていることへの「不満」があるからでした。
しかし文大統領が、そう簡単に北朝鮮をあきらめることにはならないでしょう。
アメリカが反北ですし、中国は反米でなおかつ朝鮮半島諸国を自分の属国とみなしているため、韓国は、アメリカの北朝鮮制裁に同調しているように見せかけながら、中国の動向をうかがっているようです。
というのは、韓国がこの中国に対して「もう制裁はやめてほしい」と懇願したものの中国はこれを「一蹴して拒否」したからです。米製THAADミサイルを韓国内配備したものの、中国の顔色も見る必要がありそうで、たいへんどすなぁ!
韓国の与野党はすでに、アメリカの「共に共和党」にすがるしかなくなったかに見えます。
こう見てくると、「まるで旧韓末」とは
韓国が最悪の状態に陥っている
という意味なんでしょうね。
こういった時に、どうしても、「そうだ、そうだ」が必要になります。
そこで定期的に登場するのが
「反日」であり、ようやくこれで挙国一致が実現するという次第です。
いや、そういう大混乱時のために残しておいたのが「反日」なのでしょう(笑)。
奇妙なたとえ話ですが
今どん底にある韓国では、そういう時だからこそ、身分制度に裏打ちされた「反日」が思い出されるようです。
- 北朝鮮は、どんなに国民を犠牲にしようとも、核実験・ミサイル実験を止められない
- 韓国は、どんなに最悪な環境にあろうとも、反日を止められない
これは朝鮮半島を見ていると、分ってきますね。
ただしこういった韓国政界の大混乱も
アメリカの「かいらい政権」だからこそ可能なのであり、感謝しなければならないようです(笑)。
仮定の話ですが
中国・ロシア・北朝鮮などの主導で朝鮮半島が統一されることになるとすれば、韓国の国名も当然変わるでしょうし「こんな大混乱もなくなる」のでしょう。徹底的な締め付け・弾圧があるので、混乱などしていられないからですね(大笑)。
つまり「混乱」は民主主義の「なごり」であり、どんな手段を使ってでもいいから、これを乗り越えなければならないのです。
民主主義を追究し始めると、混乱はゴールではなく、経験しなければならない「通過点」に過ぎません。
混乱は民主主義を志向し始めると、必ず起ることなんです。
表面的に平穏に見えるだけの独裁国家とは大きな違いですね。
しかし韓国に民主主義が定着しそうにないのは
韓族の多様性を欠いた二元論
ですね。
反対者の言論をつぶそうとし一色に染まるのを良しとする姿勢がある限りこの地域に民主主義が育つ可能性はまったくないでしょう。
それでも世界の多くの国は、実体を知らないまま芽生え始めた韓国の民主主義風味の政権に期待しているのです。
ただ中国だけが
「国民の力で首脳を罷免できる」ことを見せては中国共産党が危なくなると恐れ、なんやかんやの屁理屈をこねて「韓国への渡航を禁止している」ようです。
韓国が取るべき道は2つです。(もし、ほかにあればどうぞ)
- 混乱:ありがたい「かいらい政権」のまま民主主義国家を目指し、やがて(50年後あたりには)本物の「自立」に至るか。
- 弾圧:「こんな大混乱はいや」なので中国の属国化を目指そうとするか。ただし左翼政権が反北政策をとりはじめると、「せっかくの好機」を失うことになるでしょう。
韓国人が「混乱」「弾圧」のどちらを選ぶのか、注視しています。
いや、それとも、例によってどっちつかずの瀬戸際外交・バランサーを目指し続けますか(笑)。
さてさて、皆様はどう思われますか。