朝、お袋の様子が変。
炊飯器の蓋をあけて、しゃもじでご飯の様子を見ながら「おかしい…」とつぶやいている。
食べてみると、水加減を間違ったようで少し固い。
「あんたが昨日、炊飯器を触った?」
「いつもと同じようにやったんだけど」
腑に落ちないようで、水加減を間違えたとは思わないようだ。
夕方、終業直後にお袋からの電話。
「夕飯、何を食べるって、あんた、私に言ったっけ?」とあわてている様子。
思い出せないことを焦っているみたいだ。
家に帰っても少し気が休まらない。
お袋が何を言い出すのかとドキドキしてる。
でも、聞いてる俺も、だんだん慣れてきたのかも。
連れのお父さんは、今日、デイケアのお試し。
楽しんで帰ってきたらしい。
連れは以前からお父さんの介護に甲斐甲斐しい。
連れほどではないが、俺もいよいよ介護の入り口いるって感じだ。
ああ。
今日は地震が起きて10年目なんだね。
昔の日記を見てみようかな。