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「あけましておめでとう。」
隣のおばちゃんと、新年初顔合わせ。
年明けてから、今日まで会ってなかった。
「おめでとう」に続いた、おばちゃんの言葉。
「近くの◯◯さん、玄関を出たところで倒れてたんで
救急車を呼んで大変だったんだから…。」
おばちゃんの話は続く。
◯◯さんは、独り暮らしで、まだ50前。
体調が急変したのを自覚できたのだろう、
家の中で倒れるよりは
家の外で倒れたほうが
誰かに見つけてもらえると
薄れる意識の中で判断したようだ。
玄関先、そこで気を失っていたみたい。
近所の人が
倒れている◯◯さんに気がつき
救急車を呼び
病院に搬送されていったとのこと。
「おまえも気をつけてね」
いや、おばちゃんだって、独り暮らしじゃん。
でも、俺も独り暮らしだから、気をつけないと…
って、何をどういうふうに気をつけたもんなのか。
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昼飯はなし。
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