Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その8

2007年06月05日 | 制作裏話
デスゴジ編 Part.1


?デスゴジ原型(あまり原型を見せるのは本当は好きじゃないんだけど、今回は特別)

 今日から何回かに分けてソフビ「デスゴジ」の制作裏話をします。
 この「デスゴジ」は「キンゴジ」に続くGメモリーズセレクションシリーズの第2弾として企画しました。その第1号は昨年夏のワンフェスから販売を開始しました。
 「キンゴジ」を販売した後は、多くの方から「次は初ゴジかモスゴジですか?」と聞かれたのですが、今だから言いますがその2つは候補の一つではありましたが、かなり確率としては低いと考えていました。この2つをすでにガレージキットとして販売していた事もありますし、第2弾からは他社さんがあまりやっていないゴジラがいいなぁという気持ちの方が強かったんです。初期の昭和ゴジラはこれまでも実に多くのメーカーさんがレトロタイプ・セミレトロのソフビを作っています(今もなおいくつかのメーカーさんが作ってますね)。ウチとしてはワンフェスに合わせて新作を作っていこうというペースで考えていたんですが、ワンフェスになると特にガレージキット等でも初代ゴジラ、キンゴジ、モスゴジ等多くのメーカーさんやアマチュアがたくさん売っています。怪獣ファンの中には「ワンフェスのゴジラは初ゴジ、キンゴジ、モスゴジばっかりでお腹いっぱい」という声もありました。ウチもとりあえずこの3つはあるので、違う目線でゴジラを作りたいという気持ちがありました。
 で、どれにしようか候補をいくつか上げましたがなかなか決まりません。私の場合「次はこれにしよう!」と決めても次の日にはコロっと変わって「やっぱりこっちだな」と日々違うんです。だから準備を始める直前に思っていたものに決まるケースが多いのです。
 この「デスゴジ」の場合、制作の決定的理由になったヒントが実はひょんな所にあったのです。
 続きはまた明日。