Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

新春ゴジラ福袋 その6

2007年12月15日 | 新作商品情報
デスゴジ メルトダウンバージョンについて 2

 この「デスゴジ メルトダウンバージョン」ですが、最初に企画したのは1年前です。デスゴジは「デスゴジ・カラバリ計画」として劇中イメージにこだわったカラーリングで展開してきましたので、当然クライマックスのラストシーンであるメルトダウンの瞬間の表現はどうしてもやりたいバージョンです。
 そこでどんなパターンで作るのかいろいろ考えました。バンダイのソフビも含めて他社さんではやらないカラーリングをできないかと考え、最初は白と透明クリアの中間を成型色とし、大きさの違う複数の種類のラメを入れて、彩色もシルバー系とゴールド系の2種類で企画しました。彩色サンプルまでこれらは作っています。
 今だから言いますが、東宝さんからの返事は「白のゴジラはない」とNGでした。この時の彩色サンプルや詳細等はいずれ機会がありましたら「裏話」の時にでも書きます。
 これでダメならどうしよう…。今年1月のスーフェスで販売する予定でしたので、急遽企画を変更してこの時はこの後に予定していた「デスゴジ ブルーバージョン」の方を先に進める事にしたのです。「デスゴジ ブルーバージョン」は劇中ではメルトダウン後の白煙の中から発光とともに新たに姿を現した復活したゴジラのイメージです。ですから「メルトダウン」の後に「ブルーバージョン」と続けたかったのが本音です。
 その後も「リベンジ」というと大袈裟ではありますが、「メルトダウン」のカラーリングをどうするかずっと考え、秋口にアイディアがまとまってやっと東宝さんの許可もおりてようやく形になりました。
 成型色は透明クリアにほんの少しだけ白っぽくした物にシルバーだけのラメを入れ、内部に赤モールを入れる事にしました。赤モールを入れる事でデスゴジらしくなったし、尚かつメルトダウンのイメージにもぴったりだと考えます。もしNGだった成型色と同じにしていたらは白が強すぎてモールが見えにくく、ほとんど意味がなかったため、かなり透明に近くしました。成型屋さんに感謝です。ラメも細かなシルバーのみにしたのも同様の理由です。

(2008.1.7更新)
 1月6日発売の「新春ゴジラ福袋」は完売しました。ありがとうございました。