制作裏話「デスゴジ メルトダウンバージョン」編 Part.5
■NGになった事でわかった事
当初2007年1月発売を予定していたデスゴジの「メルトダウン」をイメージしたバージョンはNGになりました。
そのため、急遽その次に企画していた「デスゴジ ブルーバージョン」(完売)を先にする事にしました。
この「ブルーバージョン」は『ゴジラVSデストロイア』劇中のラストシーン、ゴジラがメルトダウンで消滅した後の白煙の中から現れる新たなゴジラの一瞬をイメージしたものです。
ですからストーリー的に続く意味でも「メルトダウン」イメージのバージョンの後に、「ブルーバージョン」を発売したかったのが本音です。
さて、「メルトダウンゴールド」「メルトダウンシルバー」ですが、NGになった事で少しばかりヘコんでしまったのは確かですが、すぐに気持ちを切り替えて「ブルーバージョン」の制作に取りかかったので落ち込んでいる暇はありませんでした。
落ち着いて考えてみれば、結果的にNGになって良かったと思っています。
話し合いの中でわかった事は、東宝様もGメモリーズセレクションのコンセプトを理解して下さっている事、今回の「メルトダウン」のイメージカラー1つでも企画を理解していただいた上でゴジラのイメージに添うものであるかどうかを判断して下さった事です。
今後の事を考えればそれがはっきりわかった事は収穫なのだと判断し、前向きに捕らえる事にしました。
これまで許可をいただいた弊社商品は、他社さんのレトロタイプソフビによくある単なる色替えとしてのカラバリ商品としてではなく、東宝様が配色テーマ(劇中シチュエーションだったり、着ぐるみスーツのイメージだったり……等)に理解し、それに合ったものだと判断してた上で許可している物であると考えられるからです。
その後の弊社商品も堂々と「○○のシチュエーションのイメージの商品です」と言えると言う事です。
推測ですが、と言う事は、今回に関しては弊社のカラーバリエーションだからこそのNGだったと思われます。
もし一般にレトロタイプと呼ばれるソフビのように、わざわざ「メルトダウン~」というバージョン名を付けたりせず、カラーバリエーションの意味合いも劇中シーンとリンクさせる事がなければ(単なるラメ入りクリアのデスゴジとしての商品)、すんなり許可は通ったと思われます。
さらには予定していた成型のボディに、せっかくの半透明+ラメの良さを半減させてしまう事になってもデスゴジのファイアーパターンを赤やオレンジで塗装する等すればまた違っていたでしょう(かなり無理矢理な感じの配色になってしまうと思われます)。
いくつかの妥協をすれば許可は確かに下りたでしょう。
しかし、こちらしてはどうしてもどれ一つ諦められません。
「メルトダウン」のシチュエーションをテーマにする事、「メルトダウン」のバージョン名をつける事、全身白の発光のイメージ、それらの表現のためにボディにファイアーパーターンの塗装はしたくない事。
この4つのうち1つでも妥協するなら作りたくなかったのです。
元々諦めの悪い方なので、デスゴジの「メルトダウン」のイメージバージョンそのものを諦めると言う事は考えられません。いつかこちらが考えているポイントを1つも妥協せずに、東宝様にも納得してもらえるものを作るぞ! と時間さえあれば考えるようになりました。
■NGになった事でわかった事
当初2007年1月発売を予定していたデスゴジの「メルトダウン」をイメージしたバージョンはNGになりました。
そのため、急遽その次に企画していた「デスゴジ ブルーバージョン」(完売)を先にする事にしました。
この「ブルーバージョン」は『ゴジラVSデストロイア』劇中のラストシーン、ゴジラがメルトダウンで消滅した後の白煙の中から現れる新たなゴジラの一瞬をイメージしたものです。
ですからストーリー的に続く意味でも「メルトダウン」イメージのバージョンの後に、「ブルーバージョン」を発売したかったのが本音です。
さて、「メルトダウンゴールド」「メルトダウンシルバー」ですが、NGになった事で少しばかりヘコんでしまったのは確かですが、すぐに気持ちを切り替えて「ブルーバージョン」の制作に取りかかったので落ち込んでいる暇はありませんでした。
落ち着いて考えてみれば、結果的にNGになって良かったと思っています。
話し合いの中でわかった事は、東宝様もGメモリーズセレクションのコンセプトを理解して下さっている事、今回の「メルトダウン」のイメージカラー1つでも企画を理解していただいた上でゴジラのイメージに添うものであるかどうかを判断して下さった事です。
今後の事を考えればそれがはっきりわかった事は収穫なのだと判断し、前向きに捕らえる事にしました。
これまで許可をいただいた弊社商品は、他社さんのレトロタイプソフビによくある単なる色替えとしてのカラバリ商品としてではなく、東宝様が配色テーマ(劇中シチュエーションだったり、着ぐるみスーツのイメージだったり……等)に理解し、それに合ったものだと判断してた上で許可している物であると考えられるからです。
その後の弊社商品も堂々と「○○のシチュエーションのイメージの商品です」と言えると言う事です。
推測ですが、と言う事は、今回に関しては弊社のカラーバリエーションだからこそのNGだったと思われます。
もし一般にレトロタイプと呼ばれるソフビのように、わざわざ「メルトダウン~」というバージョン名を付けたりせず、カラーバリエーションの意味合いも劇中シーンとリンクさせる事がなければ(単なるラメ入りクリアのデスゴジとしての商品)、すんなり許可は通ったと思われます。
さらには予定していた成型のボディに、せっかくの半透明+ラメの良さを半減させてしまう事になってもデスゴジのファイアーパターンを赤やオレンジで塗装する等すればまた違っていたでしょう(かなり無理矢理な感じの配色になってしまうと思われます)。
いくつかの妥協をすれば許可は確かに下りたでしょう。
しかし、こちらしてはどうしてもどれ一つ諦められません。
「メルトダウン」のシチュエーションをテーマにする事、「メルトダウン」のバージョン名をつける事、全身白の発光のイメージ、それらの表現のためにボディにファイアーパーターンの塗装はしたくない事。
この4つのうち1つでも妥協するなら作りたくなかったのです。
元々諦めの悪い方なので、デスゴジの「メルトダウン」のイメージバージョンそのものを諦めると言う事は考えられません。いつかこちらが考えているポイントを1つも妥協せずに、東宝様にも納得してもらえるものを作るぞ! と時間さえあれば考えるようになりました。