「新春ゴジラ福袋'09」について その3

「デスゴジ　スタンダードカラーVer.3」のこだわり　PART.3

■いつもと違う目の塗装

　今回塗装の仕方で一番違うのは目です。以前の２つの「スタンダードカラー」と違うだけではなく、これまでの弊社のデスゴジ全てと違っています。

　これまで目を塗る際の基本はマスク塗装でした。白目部分、瞳の部分、そして黒目と3重で塗り別けていました。現在発売中の「カウントダウンバージョン」だけは凶暴さを強調すべく白目はあえて塗らなかったのですが、基本はいずれのデスゴジもこの3重の塗装パターンでした。

　今度の「スタンダードカラーVer.3」では、さらにまたデスゴジらしい怖さを強調すべく、白目は入れずに瞳部分も黒と朱色でぼかし、黒目は今までと形を変え、小さく円形で入れました。
　この黒目はマスクを使わず全て筆で一体一体書き込んでいます。ソフビですからマスクの場合、微妙にずれたりしてしまう場合もあるので、小さい円形、しかもツヤを多めにしているので、手書きにしました。わずかなこだわりですが、このニュアンスはやはり手書きではないと納得できるものになりません。
　今までのデスゴジは瞳も黒目も大きく塗られていたのですが、これは最初からディフォルメの造形に合わせて「カッこわいく」の「かわいく」の部分のためにそうしました。
　今回はご覧いただいているように、目の部分だけを見れば「かわいく」はありません。珍しくちょっぴり劇中スーツに近い「リアルより」になっています。

　ボディ全体の塗装もいつもよりシブい感じですので、それも合わせていつもより「大人な感じ(?)」のデスゴジになっている事が感じられると思います。目だけでも変えると印象が大きく変わる事がわかりますね。

(2009.1.13更新)
「新春ゴジラ福袋'09」は完売致しました。ありがとうございました。