制作裏話
「キングギドラ シャイニングゴールド」編
PART.5
■成型色の選択
この「キングギドラ シャイニングゴールド」の彩色部分や全体の配色、テーマとの関連性は以前書いた「こだわり」をご覧下さい。
成型色のクリアイエローのチョイス、中に入れるラメに関しての詳細も以前書いた通りですのでここでは割愛しますが、成型色のチョイスの部分では多少は迷った所もあります。
先日まで書いてきた理由により、「キングギドラ」のクリア成型版はそう多くはバリエーション化できません。もしかしたらこれ1回になるかもしれない覚悟での商品化です。ですからどんな色にするのかは慎重になりました。
テーマ的にキラキラとした明るいイメージにしたかったため、暗い色は当然選択肢から外れますが、明るくという表現となると薄めの色を選ばざるを得ません。しかし薄い色にしてしまうと、問題の気泡が目立ちやすくなります。
ですからテーマに添いながらも気泡が目立たない程度の明るさが必要とされるものでした。そしてラメとの組み合わせも考えなければならない要素です。
そこで選んだのがシンプルにクリアイエローで、気泡を隠すためとキラキラ感を増やすために商品の生産時にラメはサンプルの時よりもかなり増やしたのです。
もっと薄いイエロー、ベージュ系、さらには透明に近いものにラメだけでゴールドを表現するパターンも選択肢にありましたが、結局は商品になったあのイエローに落ち着きました。
他の案と言う事では、モール入りと言うのも検討はしたのです。確かにキラキラ感は倍増でとても効果的な箇所もあるのですが、ラメとの相性もあってちょっと細い部分はうるさい感じにもなりました。また、翼にはバランスが悪くてモールを入れようがありません。モールが入る部分と入らない部分の差が強調されてしまい、全体のトーンが統一されなくなります。結局モールを入れるのは断念しました。
ある意味、これまでの弊社の発売ソフビの中でクリアでの商品化と言う事においては、最も頭を悩ませた商品だったかもしれません。
それでもリクエストを下さった方々に応えたくて何とか実現でき、お求めいただいた皆さんの評判も上々でしたから安心しました。成型屋さんのご尽力も当然あった上でですが、いろいろどうしようかと悩みながらも発売できたのは良い経験にも勉強にもなりました。
「キングギドラ シャイニングゴールド」編
PART.5
■成型色の選択
この「キングギドラ シャイニングゴールド」の彩色部分や全体の配色、テーマとの関連性は以前書いた「こだわり」をご覧下さい。
成型色のクリアイエローのチョイス、中に入れるラメに関しての詳細も以前書いた通りですのでここでは割愛しますが、成型色のチョイスの部分では多少は迷った所もあります。
先日まで書いてきた理由により、「キングギドラ」のクリア成型版はそう多くはバリエーション化できません。もしかしたらこれ1回になるかもしれない覚悟での商品化です。ですからどんな色にするのかは慎重になりました。
テーマ的にキラキラとした明るいイメージにしたかったため、暗い色は当然選択肢から外れますが、明るくという表現となると薄めの色を選ばざるを得ません。しかし薄い色にしてしまうと、問題の気泡が目立ちやすくなります。
ですからテーマに添いながらも気泡が目立たない程度の明るさが必要とされるものでした。そしてラメとの組み合わせも考えなければならない要素です。
そこで選んだのがシンプルにクリアイエローで、気泡を隠すためとキラキラ感を増やすために商品の生産時にラメはサンプルの時よりもかなり増やしたのです。
もっと薄いイエロー、ベージュ系、さらには透明に近いものにラメだけでゴールドを表現するパターンも選択肢にありましたが、結局は商品になったあのイエローに落ち着きました。
他の案と言う事では、モール入りと言うのも検討はしたのです。確かにキラキラ感は倍増でとても効果的な箇所もあるのですが、ラメとの相性もあってちょっと細い部分はうるさい感じにもなりました。また、翼にはバランスが悪くてモールを入れようがありません。モールが入る部分と入らない部分の差が強調されてしまい、全体のトーンが統一されなくなります。結局モールを入れるのは断念しました。
ある意味、これまでの弊社の発売ソフビの中でクリアでの商品化と言う事においては、最も頭を悩ませた商品だったかもしれません。
それでもリクエストを下さった方々に応えたくて何とか実現でき、お求めいただいた皆さんの評判も上々でしたから安心しました。成型屋さんのご尽力も当然あった上でですが、いろいろどうしようかと悩みながらも発売できたのは良い経験にも勉強にもなりました。