PART3.付属のベースについて
今日は「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」「ギドゴジ 電撃拘束バージョン」どちらにも付属するベースについて。
▲付属のベースは自由にお好きな位置でご利用下さい。
■川北監督のアイディア
今回発売する「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」と「ギドゴジ 電撃拘束バージョン」には、直径約3cmの瓦礫を造型したミニベースがつきます。今まで発売した「ギドゴジ」にはなかったものです。
このアイディアは、「ギドゴジ」が登場する『ゴジラVSキングギドラ』をはじめとする平成ゴジラシリーズを担当された川北紘一特技監督からいただきました。
昨年初めて「ギドゴジ」「ビオゴジ」を作って発売し、その後に完成した商品を川北監督に見ていただきました。
どのバージョンも嬉しい事に喜んでいただいているのですが、お会いした時に、ゴジラの姿勢についてのお話をいくつかしていただいた事があります。
その中で、「(羽沢組の「ビオゴジ」「ギドゴジ」は)もう少し前傾姿勢にした方がいい」というアドバイスをいただきました。
私の中では、「ビオゴジ」はどっしりと構えた方がイメージに近いと思い、ほぼ直立不動体型にし、スーツ流用の「ギドゴジ」も同様に思って作ったものです。が、「尻尾を浮かせる事でもっと(劇中のものに)近くなるんじゃないか」とおっしゃる監督。
実際に弊社商品でポーズを作っていただき、尻尾の下に物を置く事で「このぐらいがいいんじゃないか」と姿勢を見せていただきました。納得です。
「3ミリじゃ足りないなぁ、4~5ミリは(尻尾を)上げたいなぁ」と。
おっしゃっていただいた通り、ほんの少し尻尾をあげる事での前傾姿勢の方が平成ゴジラらしく見えます。目から鱗とはまさにこの事でした。
さらにガシャポンの某人型ヒーロー等の足の支えに使用している透明なベースを持ってきて「こういうのを作ったらどうだ?」と弊社のゴジラの尻尾の下に敷いてみせていただきました。さらには「岩とか瓦礫の形にしてもおもしろいな。大変だったらシンプルに立方体でもいいんじゃないか?」」と。
と、言う事でこのアイディアをいただき、今回の2つの「ギドゴジ」には瓦礫のベースをつける事にしたのです。もちろんこのベースはこのための新規造形です。
わずか直径3cmの中ではありますが、崩れたビルの瓦礫を作りました。お求めいただきましたら、これをぜひ尻尾の下に敷いてポーズを決めていただきたいと思います。瓦礫そのものは凹凸差がありますので、どの部分で尻尾を支えるかで微妙に姿勢が変わりますので、皆さんの一番かっこいいと思う姿勢を決めて楽しんでいただければと思います。
ベースの成型色はブラウンですが、ゴジラと似たパターンの塗装だと馴染み過ぎるし、崩れた瓦礫らしくするためにベースそのものは複数の色を使用し、塗装方法も変えてリアルな仕上がりになっております。実物をご覧いただいてお確かめ下さい。
サンプルはもちろん監督にも事前に見ていただき、「うん、いいねぇ」と満足していただきました。
川北監督にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。お陰さまでより「カッコかわいいギドゴジ」になりました。
▲「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」に付属する瓦礫ベース
(2011.3.12更新)
「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。