Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その200

2010年10月08日 | 制作裏話


Part.1 発売のきっかけ


 今日から昨年12月に発売を開始した「ビオゴジ 三原山出現バージョン」の制作裏話を書きます。商品の詳細は2009年11月9日の記事、同11月26~29日掲載の「こだわり」をご覧下さい。
 商品は現在も発売中です。これを機にご希望される方は弊社までお電話でお申し込み下さい。


■VSシリーズの20周年を記念して
 第3弾のカラバリとして企画した「ビオゴジ」がこの「三原山出現バージョン」です。
 以前「こだわり」でも書きましたが、昨年、平成ゴジラVSシリーズがスタートして(『ゴジラVSビオランテ』から)20周年という事でそれを記念した企画として発売しました。
 基本的にGメモリーズセレクションは、そういった何かしらの記念的な流れに添った企画というのは、それまでしてきませんでした。
 また、怪獣ソフビの世界では、プチブーム的に近い時期にソフビメーカー各社から同じような商品があちこちで売られている傾向が昔から多くあり、今もないとは言えません。やはりそういった流れにも弊社としては、流れがなかったその前に発売する事はあっても後からは乗らないようにしてきました。
 ですから全般的に弊社では、多くの他社さんが一斉に同じキャラクターや似た企画で勝負している時期に、それらを避けてきた傾向にあります。だからと言って、特別それらを強く意識して訳ではありません。あえてこだわらず、弊社の企画や生産の流れで判断してその都度発売企画内容を決定しているのです。

 Gメモリーズセレクションでは昨年の前半に「ビオゴジ」「ギドゴジ」の発売をスタートさせました。VSシリーズの20周年には気がついていましたが、あえて特別意識しての企画ではなかったのです。
 しかしこの年、いくつか活字等ではVSシリーズの20周年について目にする事はあっても、不思議な事に怪獣ソフビではそれらを記念した企画で「ビオゴジ」を発売しているところはほとんどなかったと言えます。
 VSシリーズの20周年はゴジラファンにとっては大きな出来事です。昨年は夏以降、関連書籍が発売されたり、トークショーや関連イベント等が企画され始めました。「あちこちで似た企画をするならウチはやらないけど、どこもやらないんだったらウチがやる」という、ちょっとへそ曲がりな弊社(私?)の方針(?)で、「ビオゴジ」の20周年を記念したカラーバリエーションの企画に入ったのです。
 皆さんご存知の通り、『ゴジラVSビオランテ』はゴジラシリーズの中でも人気のある作品ですし、後の各ゴジラ作品にも大きな影響を与えています。この時からゴジラファンになった方も多くいらっしゃると思います。せっかくの20周年ですから、弊社なりの形にしたかったのです。