Part.1 福袋での発売理由
今日から、今年1月に発売した「モスゴジ 電撃A作戦バージョン」「モスゴジ 電撃B作戦バージョン」(いずれも完売)の制作裏話を書きます。どちらの商品も「新春ゴジラ福袋2010」に在中していた商品で、単品販売のものではありませんでした。
これらの詳細は2009年12月8日の記事、同年12月21~23日の「こだわり」をご覧ください。
■新春らしく明るい「モスゴジ」に!
昨年から「モスゴジ」を発売し、おかげさまで多くの皆様に好評をいただいております。
前にも書きましたように「モスゴジ」のカラーバリエーション案は、劇中シチュエーションをイメージしたカラーと、ゴジラファンの皆さんが抱いているイメージカラーのパターンで展開していこうと考えております。人気のゴジラのせいか、どちらのパターンも他のゴジラに比べて豊富にアイディアが存在するゴジラです。
最初に発売して好評をいただいてきたので、皆様に喜んでいただけるのではないかと考え、早くから「次の福袋ではモスゴジでいこう」と決めていました。
何が何でもという訳ではありませんが、福袋ではシークレット以外の公表する商品はなるべく明るい色の商品にしたいと思っています。新春らしくおめでたい感じが少しでもあればという思いです。
新年早々、その年の弊社商品の最初のものですから、暗くて地味なものよりも明るい方が作っていても気分が違います。以前の福袋でも基本的にはそうしてきました。
そして今回の「モスゴジ」ではどうするか……。カラバリのアイディアは比較的多く考えられるゴジラではありますが、全体的に地味な色の案の方が多いのです。その中でも特に明るい感じの表現になるものはないかと検討し、決めたのが劇中にあった防衛隊の2つの電撃攻撃のシーンです。
放電を中心とした「A作戦」と「B作戦」によって体内に高圧電流が流れるゴジラをイメージして、そのダメージだったり発光を表現する事で、明るい感じの「モスゴジ」になると考えました。
とにかく暗いイメージにはしたくなかったので、ネーミングでも冗談で「電気びりびりバージョン」とか「しびれちゃったバージョン」とか考えたぐらいです(笑)。
もし「モスゴジ」を福袋に入れる事を前提としなかったら、発売の時期はもっと後だったかもしれません。