Part.5 姿勢とポーズについて(2)
前回の続き。今日も「メカゴジラ」の姿勢やポーズでこだわった所について書きます。
■首の角度は後々のため
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、頭部はこれまで発売してきたゴジラに比べて少しだけ頭の角度が下向きです。もちろんこれもあえてそうしたものです。
前にもお伝えしましたが、1年以内にはこの「メカゴジラ」と対戦したゴジラも商品化して発売したいと考えております。当然並べて楽しんでいただきたいという思いです。
『ゴジラ対メカゴジラ』劇中での実物のゴジラとメカゴジラの大きさを比較してみると、身長では頭半分メカゴジラの方が高いのです(首がゴジラより長いためです)。弊社商品のゴジラはいずれも16~18cm内で作っていますし、今後作る予定のメカゴジラと対戦したゴジラもこの大きさの中で作るつもりです。
当然(いずれ作る)ゴジラとメカゴジラは向かい会った時に目線が合わないとおかしい訳です。
ですから今回の弊社商品の「メカゴジラ」はそれより身長では頭半分ぐらい高くなるように19cm弱の大きさになるように作りました。
そのため、向かい合った時に不自然にならないようにという将来的な事を考えてこの「メカゴジラ」の頭の角度を決めたのです。全ては目線の位置のためです。ちなみにソフビの金型から抜く時の成型上の角度、ほぼギリギリでした(もっと正面や上を向かせた方が作る上では楽なのです)。
■手首回転で攻撃ポーズを!!
劇中でのメカゴジラには体中あちこちにたくさんの武器があります。科学的にも物理的にも解釈は難しい所ですが、そういう所はいちいち突っ込んではいけません。
そんな中でも代表的、印象に残っている部分では、指先から発射されるフィンガーミサイル。発射の前には手のひらを垂直から水平にまわしてから構えて発射しています。目から発射されるスペースビームの際や他の攻撃でも手の構えで手のひらの角度を変えています。これらはメカゴジラの攻撃時のポーズとして印象に残っています。
これらのポーズを実現するために、今回手首から先を別パーツにして、手首を回転できるようにしました。やはりメカゴジラソフビにはこれがないと寂しいですから。
お求めいただけましたらぜひこの攻撃ポーズを実現させて楽しんで下さい。
■首ももちろん回転!!
また、劇中では前後の敵と戦う際には首だけ真後ろに向けて戦うメカゴジラです(ムチャクチャや!!とは言わないように!)。
そこもしっかり回る部分でパーツを分割して作っていますので、こちらもぜひお試しください。