Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ファイナルブラックバージョン2のこだわり その1

2011年03月25日 | 新作商品情報


Part.1 企画意図



 今年1月に発売した「新春ゴジラ福袋2011」(完売)にシークレットとして在中していた「ファイナルゴジラ ブラックバージョン2」。時間がなかったので、こちらの商品のこだわった所等についてお知らせできませんでしたので、今日から書きます。「遅いよ!」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、おつきあいください。

■作品のイメージそのものとゴジラの強さと新しさ
 その名の通り、2010年3月に発売した「ファイナルゴジラ ブラックバージョン(1)」(完売)のマイナーチェンジバージョンです。この「ブラックバージョン(1)」は、黒成型でそれをそのまま生かしてボディには基本的に塗料をスプレーする事なく、全体を黒のファイナルゴジラのイメージで企画した商品でした。
 今回の「バージョン2」は、その「バージョン(1)」の企画時から考えていたアイディアでもあります。
 ファイナルゴジラはメタリック系のイメージの塗装でも似合うんじゃないか、特に劇中のイメージというよりは映画全体の雰囲気を感じさせるべくして黒をベースにガンメタブラックでスプレーしたらカッコ良くなるのではないかと考えていました。

 劇中ではX星人の攻撃により、人類の文明は次々に破壊されていきます。荒廃していくその様は近未来とは思えない様相で、ゴジラだけが力強く存在していく様子が描かれていました。さらにその舞台で立ちはだかるパワーアップしたガイガンとラスボスとも言えるモンスターX(カイザーギドラ)との戦いの雰囲気は、まぎれもなく今までのゴジラの戦闘シーンにはないイメージで描かれています。ガイガンも旧ガイガンとはイメージが大きく異なりましたし、モンスターXもこれまでの東宝怪獣の雰囲気を持たない存在です。
 劇中のシチュエーションをダイレクトに表現するのではなく、近未来の荒廃していく文明の中に存在するゴジラ、そしてこれまでになかった雰囲気の怪獣と戦うゴジラをイメージとして企画したのが今回の「バージョン2」です。
 そしてその色のイメージは「黒」であると受け取りました。表現方法としてはそれをメタリック系で統一する事で、作品のイメージそのものとゴジラの強さと新しさを表現できるのではないかと考えたのです。