今日から昨年7月に発売を開始した「74ゴジラ ダークブルー」の製作裏話を書きます。
商品の詳細は2012年5月26日の記事、「こだわり」は2012年6月25~29日の記事をご覧下さい。
こちらの商品は現在発売中ですが、あとわずかとなっております。ご希望の方は弊社までお電話下さい。
●詳細
●「こだわり」その1 ●「こだわり」その2 ●「こだわり」その3
●「こだわり」その4 ●「こだわり」その5
1.モンスターブルーという色
■挑戦してみたかった事
企画意図や配色のテーマについては「こだわり」で書きましたので省略致しますが、「メガロゴジラ」や「74ゴジラ」についてはどうしても「正義のゴジラ」というイメージがありますので、そこから外れる物にはしたくないというのがどの配色でも思う事です。
その「正義の味方であるゴジラ」を青系の配色で作ってみようというのがこの時の基本テーマでもありました。
また、個人的に挑戦してみたいという点もありました。基本の色となった、いわゆる「モンスターブルー」という色です。
この色のネーミングは塗料メーカーが作った名称と思われますが、青の混じったダークグレーが基本で、「この色がモンスターブルーだ!」と言うような調合比は決まっておりません。メーカーや自ら調合して作っておられるモデラーさんによっても微妙に違いがあります。
このモスンターブルーという色は、主に多くのリアル系のゴジラフィギュアやガレージキットの作例に使用されている事がわかります。ゴジラらしい印象の色でもありますし、他の怪獣でも見られる色です。
ですからこの色は主にリアル系のものの仕上がりには重宝されている事がわかります。逆に言えば、かわいい系、ディフォルメには難しい色なのかも知れません。
ですからこの色を使っての、リアルではないかわいさ重視のゴジラの配色に挑戦してみたいという気持ちは以前からあったのです。