Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

モスラ幼虫 スタンダードカラーの制作裏話4

2015年06月07日 | 制作裏話


4 今後の羽沢組のモスラ



 今後のモスラの展開について。

 弊社のように、どのソフビでもなるべくお客様に吟味していただいてからお求めいただきたいと思い、急いで完売しなくても言いというスタンスでいても、売れるペースを考えればゴジラに比べてのんびりな「モスラ幼虫」でした。
 確かに好きでお求めいただいているお客様がいらっしゃってありがたいのですが、中にはGメモリーズの「モスゴジ」を買ったからこれも……という方も多くいらっしゃいます。もし「モスゴジ」を作っていなかったら違った結果になっていたでしょう。
 一時「モスゴジ」とセット商品としても考えた事もありましたが、「ゴジラ以外いらない」という方も出るだろう事を考えて断念した事もあります。
 そういった傾向からも、他のカラーリングの案はあっても頻繁には発売できないわけです。

 モスラ成虫は個人的には作りたい気持ちはあります。特に『モスラ対ゴジラ』のは。
 でも3つほど解決しなくてはならない部分があります。
 ネックになっているのは塗装です。羽根の模様がありますので、その形と色の数だけ塗装用マスクが必要となります。その費用が一つ。経費がかかれば商品単価を上げざるを得ない。
 そして当然色数が多いので塗装の際に時間と手間もかかること。Gメモリーズの塗装は、今は基本的に外注には出していませんので他業務にも影響してしまいます。これが二つ目。
 そして先に書いたように、商品人気が知名度人気に比例しないこと。ガレージキットと違い、ソフビはある程度の数が売れなきゃ話にならないわけです。これが3つ目です。
 趣味だったり、資金的にも時間的にも余裕があれば話は別ですが、今のGメモリーズの展開、規模としては難しいわけです。
 ひとつひとつ何らかの形で回避できれば作りたいと思いますが、3つ目だけは弊社でもどうする事もできません。
 でもあきらめているわけではありませんから。
 羽沢組がしこたまドカーンと儲けて、私が赤字なんか気にしないぜ!って言えるぐらいになったらいいんですけどね(笑)。
 そんな感じで思ってて下さいませ(笑)。

 誤解のないように一つだけ。
 私、どのシリーズのモスラも成虫、幼虫問わずほぼ平等に大好きですから(^^)。
 まだGメモリーズで作っていない総進撃ゴジラ、バトゴジ、S0Sゴジラを作ったら、きっとそれに合わせたその時の幼虫作りたいと思うでしょうね。



TM&(C)TOHO CO., LTD.

最新の画像もっと見る