PART4.おまけと今後の展開
■「キンゴジ」でやりたいことはまだまだあります!!
弊社商品では最初のゴジラソフビという事で「キンゴジ」のバリエーションはいろんなカラーを作ってきました。ほとんどがイメージカラーなので、劇中シチュエーションという事ではこの「氷山出現バージョン」が最初です。ですから企画自体は新鮮で楽しいものでした。
そのため発売まで時間がないにも関わらず、おまけに劇中に登場した新聞のパロディ版(2009年7月23日の記事を参照)やオリジナル缶バッジ(2009年7月17日の記事を参照)のプレゼンを行ないました。他ではないこういったオプション企画も作る側としては実に楽しいものです。
皆さんから喜んでいただけたお声を聞くと、やってよかったと思うし、やり尽くされていると思われる『キングコング対ゴジラ』ネタの展開でもまだまだやれる事は豊富にあるなぁと実感します。
中には「こういうのを作るのは(予算も時間も)大変なんじゃないですか?」と心配して下さった方々もいらっしゃいましたが(ありがとうございます)、幸いな事に弊社はグラフィックデザイン業務もしているので、デザインにしても制作にしても時間や予算は少しでできちゃうんです。(もちろんその少しの時間が時として自分の首をしめちゃうんですが……泣)
大々的なサービスはなかなか難しいものではありますが、こういったものを企画、制作しているのも楽しいし、皆さんに喜んでいただけるのでしたらまた何かの機会にいろいろと指向を変えたりして企画してみたいと思います。アイディアのリクエストがありましたらぜひお寄せ下さい。
商品そのものとしては、「キンゴジ」の劇中シチュエーションカラーというのは作っていて楽しいものでした。「キンゴジ」の劇中のイメージカラーのネタとしてはまだまだ考えられるし、こんなシチュエーションの物も作りたいという願望もあります。
ただ、今後のバリエーションの発売の予定はまだありませんし、何とも言えません。金型が古くなってきたのか、ラメ入りクリアで酷使し過ぎたのか、原因は今の頃よくわかりませんが、初期に比べれば比率的に成型不良も起きやすくなってきました。それを考えると新規カラーの企画は簡単にはGOサインは出せないのが現状です。
中には「最近の羽沢組さんの造形パターンでのキンゴジも見たい」とおっしゃる方も数人いらっしゃいます。確かにGメモリーズ第一号であるこの「キンゴジ」と最近の弊社のゴジラソフビと比べれば、若干造形テイストが変化してきのがわかりますので(少しはうまくなったのかな……照)、新規造形の「キンゴジ」も一考かと思います。その辺は時間をかけてよく考えてみたいと思います。
この「氷山出現バージョン」は、おまけのせいもあってか(?)たくさんの方々に好評をいただき早くに完売しました。特にここ1~2年で弊社のゴジラソフビの存在を知った方々からは「初期のGメモリーズは買えなかったので、キンゴジを待っていたんです」とおっしゃっていただき、喜んでいただけたのが印象的です。
個人的にもいろいろ考えされられたし、楽しませてもらった商品でした。