帽子より愛を込めて(*^^*)

日々の思い、体験、身近な自然など。少しだけ帽子づくりのこと。

山本有三記念館へ

2025-01-31 10:01:13 | 建築・建造物
東京、三鷹市にある「山本有三記念館」へ行ってきました。
山本有三というと中学生の頃に「路傍の石」を読んだことがあるくらいで、あらすじもよく覚えていないくらいの読者とも言えないので、今回も建物目当てでございます😉


門からしてユニーク。何風?ちょっとスペインが入っているような?


北側(正面)まず左右非対称なのに驚く!



屋根が急勾配。山小屋風の趣もある。


西側。北側もだが暖炉のための煙突が素晴らしいこと。下部は石積みで上部はレンガ積みになっています。


こちらは庭に面した南側。ほぼ左右対称でまさに洋館の造り。明るくて庭への階段やアプローチ、ベランダや窓の設えなど素敵です。


庭は、小さいけれど竹林や池、桜や木斛、もみじなど有三好みの和風庭園の趣き


いよいよ玄関。こちらもおしゃれ。奥の扉の前にもう1枚扉がある二重構造でした。


1階の食堂だったところの暖炉。

応接間だったところの暖炉。暖炉は全部で3つありどれも違うデザインになっています。


1階の庭に面したお部屋。長女の部屋だったそうです。


階段途中のステンドグラス。

2階への階段上部の梁とステンドグラス。ステンドグラスは、シンプルでモダンで好きなデザインです。


2階は5部屋ほどあるのですがはじめは全て洋室でしたが、有三の希望で1室だけ畳敷きに。書斎として使っていたそうです。


前庭(こちらもかなり広い)越しの正面。


門の内側。

有三は、この洋館に1936年から46年に進駐軍に接収されるまで住んでおり、かなり気に入っていたそうです。その後、土地・建物を都に寄贈し「有三青少年文庫」として運営。1985年に三鷹市に移管後、96年に「三鷹市山本有三記念館」となりました。市の有形文化財です。
教育熱心だった有三は戦時中、自宅で子供たちのための「ミタカ少国民文庫」を開設。
有三の書いた「米百俵」は、遠くホンジュラスで大人気で教育施設を充実させる「米百俵プロジェクト」もでき効果を挙げているそうです。

さて、長くなりましたが、この建物は大正末期に建てられ、関東大震災のすぐ後だったせいか地下と1階部分の一部はコンクリートで作られているとか。
地上2階、地下1階、屋根裏部屋もあるそうです。魅力あふれるこの洋館の設計者はいまだに不明とか。
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旧尾崎テオドラ邸に行ってきました。

2025-01-21 16:33:03 | 建築・建造物
世田谷区豪徳寺にある「旧尾崎テオドラ邸」に行ってきました。
下見板コロニアル様式というのだそうですが、私の好きなアーリーアメリカンスタイルでライトブルーの板壁が美しい建物です。
大きいのですがお屋敷というような重厚さはなく、どこまでも軽やかです🎶





旧尾崎テオドラ邸は、東京市長だった尾崎行雄の妻テオドラ英子のために建てられたもので、実父の尾崎三良男爵(偶然にも同性)とイギリス女性の間に生まれた娘が日本に渡ってくるときに港区六本木に建てたものだそうです。その後、現在の世田谷に移築されましたが、2019年には取り壊しの危機に直面しました。
しかしこの洋館を愛していた漫画家・山下和美氏が発起人となって保存プロジェクトが動き出し、昨年の3月に改修が終わり、内部はギャラリーと喫茶室が出来上がりました。(内部は完全予約制です)今年で築135年だそう。それにしてもキレイな水色の洋館です。







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多摩川・どんど焼きin府中

2025-01-13 09:13:31 | 公園・植物
多摩川の河川敷ではいろいろな所で「どんど焼き(塞の神)』が行われていますが、地元府中の押立地区で今日行われたどんど焼きを紹介します。
塞の神は道祖神と同じように悪疫や悪霊を阻み、追い払うお焚き上げとして火をつけて焼き、その年の五穀豊穣や村内・家内の安全を祈る行事の一つだそうです。


前々日、準備開始。クレーンで竹を釣り上げています。高さは10m以上だとか。

遠くに小さく読売ランドの観覧車が見えます。二つあるのは今だけ。一つは老朽化のため近々取り壊されるそう。

横木になる竹を割っています。中学生もお手伝い。

上に横木を張るには今はった横木の上に乗ります。89歳の方も参加しているそうです。

横木を張ったら、藁を挟み込みます。相当高いところまで来てます。


前日には一般公開で中に入れます。


天井は空いています。

火が炊かれています。

どんど焼きの縦木、横木の内側。

一緒に燃やすため住民が持ってきた正月飾りなどが。


13日。本番。

8時ちょうどに火がつけられました。





この間2分くらい。

今年は良い年になりますように!!! 
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多摩川土砂採集その後、完了?

2024-12-30 09:28:33 | 公園・植物
どうも私の勘違いで川底からの採取ではなく、河川敷を掘って土と石とに分け土だけトラックでどこかに運んでいるようです。




女性用トイレもあります!


手前側はほぼ採取が終わったようです。





と同時に、トラックの通り道に敷かれた鉄板をショベルカーが器用に取り除き1ヶ所に積んでいます。


河川敷の横から対岸越しにみています。


何事もなかったかのように綺麗にプレスもされました。これで工事も終わりかと思いきや


500mほど西へ離れたところでまた始まりました。
どんだけ土必要なんじゃい!と思いますけど。

今年ブログに来てくださった皆様、ありがとうございました😍

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代々木公園内のワシントンハイツ

2024-12-04 09:51:29 | 公園・植物
「ワシントンハイツ」と言ってもピンとくる人はあまりいないと思います。
私自身、新聞でその名を見るまではほとんど覚えてもいなかったので。






「ワシントンハイツ」は、1947年から61年までGHQの占領下で、米軍宿舎として建てられ使われていました。
私の祖母が、このうちの一軒の家でお手伝いをしていたのです。奥さんが日本人だったそうで英語の全く話せない祖母も働けたのでしょう。
「浴槽が泡だらけだった」(浴槽で体を洗い、シャワーで流すという米国の習慣かな)という話は聞いたのですが、詳しい経緯は分からず。もっと聞いとけば良かった!今になってそう思うことがたくさんあります。

この宿舎が64年のオリンピックで選手の宿舎として使われ、


老朽化が激しいため、来年早々に解体されるとか。
できるだけ同じようなデザインにする予定だそうだが、それはもう遺構では無くなってしまう。

コメント (9)
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