中盤からエンディングまでずっと泣ける。泣いた。
映画の中で「怒りで泣くのと悲しみで泣くのは同じ感情」というような発言があります。
観客である私も悲しくて泣いているのか、怒りで泣いているのか、何かわからないけど泣いている状態でした。
主人公のレオとレミは幼なじみで大親友。365日24時間一緒にいるような兄弟のような関係。
中学に上がりその二人の親密さにクラスメートの心無い「からかい」が続きます。
レオはそれに悩みレミと距離を置くようになります。
その後悲劇が…
「CLOSE/クロース」は、ベルギーとオランダ、フランスの合作映画ですが、タイトルの「CLOSE」には「閉じる」という意味と人に使うときは「近い」という意味もあるのだそう。
監督のルーカス・ドンは、長編1作目の「Giri/ガール」では、トランスジェンダーの少年(戸籍上)の話でしたが、やはり悲劇的な結末でした。
思春期特有の傷つきやすさ、傷つけやすさ。
私くらいの老女になりますとそれが眩しくて瑞々しくも感じたりもします。
レオくんの家は「花農家」オレンジや白の花畑が延々と続く。太陽に照らされ明るく美しい風景。
レオ役ーエデン・ダンブリン レミ役ーグスタフ・ドゥ・ワエル
二人ともこの映画がデビュー作。
どちらもイケメン。今後が楽しみなベルギーの俳優さんです❤️
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます