9月13日(土)に大阪 河合塾の講演会「医療被害」/医療が人を害するとき/に行って来ました。
この講演会は河合塾の医学部や法学部を目指されている方を
中心に無料で行われたもので、
講演者は医療被害の裁判を多く手がける弁護士「石川 寛俊」氏で
ドラマ「白い巨塔」の法律監修された方です。
ということは医者を目指している方から見れば「将来の敵?」
になるのかもしれませんが、河合塾では医療をさらに良くしていく
改革者として紹介されていました。
さすがですね、、受験の事だけでなく本当に大事な事も教えてられるんですね。
講演の内容は、
医療は非常に進歩して感染症が減り、病気の早期発見により
日本人の寿命は世界一になっているそうです。
ですがその医療の進歩(新技術)を使いこなせる医者はどれだけいるか?
医療事故の原因は、、
新技術を取得しきれず医療ミスにつなる場合、
(医師の腕が未熟)
縦割りの組織で患者を診る場合、
(与えられた仕事の部分だけ見て、患者を全体的には診れていない)、
週末、祝日で専門の医師が休みの場合、
(当直の医師が専門外)、
患者の担当(主治医)がよく変る場合
(患者に対しての責任感が希薄)
など実際にあったことを例にあげて分かりやすく説明してくれました。
実際にたずさわっている方の話だけに迫力がありました。
もちろんお医者さんが大変な仕事なのは分かっています。
しかしミスがなければ助けられたはずの命、大事ですよね。
それと最近では医療事故の訴訟が多くお医者さんが減っていると
言われていますが、、、
石川さんの話では十分人数はおられるそうです。
ただ足りていないのは、、、
小児科、産婦人科、救急科、地方(田舎)のお医者さんだそうです。
仕事がきつく、儲けが少なく、24時間体制、、これらが原因なのではと
言っていました。
今回の講演会は色々考えさせられる話でした。
T先生には講演を聞く機会を与えていただき本当にありがとうございます。