仙人の森

多峯主山の仙人、百太郎のブログです。

ゲド戦記 II 壊れた腕環

2006-05-26 12:00:00 | 本と雑誌

2冊目は今朝読み終えました。
何と!およそ3分の1(いやいや半分かな)読み進むまでゲドが出てこないのです。
ずーぅと巫女の少女アルハの話なのです。それでも、物語にはどんどん引き込まれ
ワクワクしてしまいました。

物語自体はゲド戦記Ⅰに出てきた人物やアイテムの由来に関連するので
謎が解けてくると嬉しくなってしまいます。
地下の迷宮からゲドが抜け出せなくなり一人では何もできないのですが、
少女アルハと協力する事により抜け出すことができます。

さて読み終えて気が付いたのですが、千と千尋の神隠しと微妙に似た所が
あるのです。名前を取り上げられ新しい名前が与えられ拘束される。
そして、本当の名前を取り戻すと開放される。やはりそっくりだ!

陰陽師でも本名をカンダタに教えた源博雅は呪で縛られてしまうが、清明は
偽りの名を名乗ったので呪がかからなかった。
何でも、今でも本名や誕生日を絶対明かさない民族が居るそうだ。